さながら天国と地獄、ルモワスネのムルソーシャルム、グーシュの一級プリュリエ。

どうもこんばんわ。
暑すぎてちょっとバテ気味です。こういう気温ですからご飯がなかなか喉に通らない....なーんて事は全くなくて今日も米が美味い!
まぁだから何だって話ですが。
それとは全く関係なく、夏場でもブルゴーニュします。宣言します!どうでもいい!

さて、気を取り直して、本日はペロミノのシャンボールミュジニーヴィエイユヴィーニュとアンリ グーシュのNSG一級プリュリエ、そしてルモスワネのムルソー一級レ シャルムです。

アンリグーシュはニュイ サン ジョルジュの代表的な生産者。ニュイ サン ジョルジュは近隣の村の有名な生産者が脇を固めるラインとして造っていますが、このドメーヌはニュイ サン ジョルジュ一筋です。2008年から100%ビオロジックに移行、テロワールを再現する為に様々な方法に挑戦しています。マセラシオンはコンクリートタンク、熟成は新樽比率20%の樫樽で18ヶ月マロラクティック発酵を行い出荷します。ノンコラージュ、ノンフィルトレ。
ペロ ミノはワインアドヴォケイト(パーカーポイント)高得点常連ドメーヌで華やかで濃縮感のあるピュアなピノノワールを造ります。
グリーンハーベストや有機農法に積極的に取り組み、収穫は手摘みで行います。10~14日間の極低温発酵に抽出は強めに行います。新樽率は特級100%、一級50~100%、村名30%。無清澄、ノンフィルターで出荷します。
そしてルモワスネは100年以上続くブルゴーニュの老舗ネゴシアンです。現在はドメーヌ元詰が一般化していますが、ネゴシアン経由での販売が一般的だった時代、今でいう有力な生産者からワインを購入し、販売していました。そしてルモワスネが所有している地下カーヴには地域最大量とも言える古酒が眠っています。
高品質なワインの古酒をここまで溜め込んでいるネゴシアンはそうないでしょう。

ではペロミノからいってみます。


生産者: ペロ ミノ
銘柄: シャンボールミュジニー ヴィエイユヴィーニュ 2009

約8400円、2008年のパーカーポイント89点。
色調は濃いルビー、粘性が高い。
重厚な果皮の華やかな香りが特徴的な、非常に力強いシャンボールミュジニー。
スパイシーで、甘みの少ないエマニュエルルジェやメオカミュゼっぽいスタイル。シャンボールというか、どことなくニュイサンジョルジュを感じさせる味わい。
ゼラニウム、薔薇の瑞々しく華やかなニュアンスを主軸に、お香やファンデーション。そして果皮の厚いダークチェリーやブルーベリーの凝縮した瑞々しい果実味を中心に、スーボワ、クローヴ、焦げた樫など。動物的な香りはあまり感じない。
最初はあまりに力強くニュイサンジャルジュに誤認しそうだが、徐々にシャンボールっぽい、ゼラニウムと鉄っぽい凝縮感の強いダークチェリーが現れてくる。これは素晴らしい村名。
苦味もなく、爽やかな酸味と軽やかなタンニン。滑らかで綺麗なシャンボール。ジュヴレの生産者とは思えない。
とても好みの味。


生産者: アンリ グーシュ
銘柄: ニュイ サン ジョルジュ プルミエクリュ レ プリュリエ 2006

約9000円、パーカーポイント92点。
色調は彩度の低い淡いルビー、粘性は低め。
2006年と比較的若いヴィンテージだが、かなり熟成が進んでいる印象。
鉛筆の芯、茹でた野菜、ソースの様な様々な要素が溶け込んだ味わい。紫スモモ、ドライイチジクの果実味。ドライフラワー、塩ベーコン、燻製、ナツメグ、ローレル、焦げたゴムの香り。
塩分と酸を強く感じさせる。
かなり熟成感があり、本来の良さが全然見えてこない...
渋みや妙なエグみ、収斂性があって、ちょっといい状態とはいいがたかったみたい。あまり好きじゃないなぁ。


生産者: ルモスワネ ペール エ フィス
銘柄: ムルソー プルミエクリュ レ シャルム 2000

約10000円、2009年のパーカーポイントは94点。
丁度飲み頃、若々しくも複雑なニュアンスが現れ始めている。
色調は濃いめのイエロー、粘性は高い。
僅かに新世界っぽい、オイリー。
アプリコット、ライチの分厚い果実味、シャンピニオン、ハチミツ、ヘーゼルナッツ、バターを主軸に西洋サンザシ、リコリス、白胡椒などの味わい。
最初はやや酸味が強く感じたが、時間を置くと、急激にバニラ、べっ甲飴の甘やかなニュアンスが現れてくる。
分厚いボリューミーな造りでありながら酸味が強く、若々しさを感じる。酸味の強い核種系フルーツを口に含んだ様な味わい。


アンリグーシュはとても残念でした。綺麗に熟成した、彼のクロ デ ポレの出来が良かっただけに若いヴィンテージを飲んで見たかったのですが...状態があまりよくなかったのか、酸化したニュアンスを感じました。
それに比べなくてもルモワスネとペロ ミノは素晴らしかったですね。
ペロミノはメオカミュゼに近い造りで、本当に優美で鮮明。綺麗でピュアな造り。とても以前まで新樽使いまくりのパワープレイヤーだったとは信じられないくらいの自然体で果実の力を活かしたワインだったと思います。
これからこのドメーヌはもっともっと伸びそうですね。
ルモワスネもとても良かったです。
最初はどうなるかと思いましたが、抜栓から時間が経つとムルソーの典型であるボリューミーでリッチなテクスチャが現れてきます。樽がかなり効いていて、その上でキチッとした造りであったのが長寿の秘訣だったのかも。厳しい面と穏やかな面のメリハリがついていたのも良かったですね。

アンリグーシュはぶっちゃけリベンジしたい...



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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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