力強くパワフルな造りを旨とする2人の生産者、そのニュイ サン ジョルジュ


こんばんわ。
今日は引き続きブルゴーニュ特集です。
本日は趣向を変えてニュイ サン ジョルジュのプルミエクリュを。
ご存知の通り、ニュイ サン ジョルシュにはグランクリュが存在しません。
但し、それは土壌や環境的な問題では無く、あくまで認定当時の政治的な問題であったり周囲の生産者との協議の結果だった訳ですが、ここにきてグランクリュ昇格運動が盛んになっています。その牽引役は若きエルワンフェブレとティボーリジェベレール。
恐らく認定されればレ サンジョルジュかヴォークランが昇格される見込みです。グランクリュが存在していないことから今ひとつ注目されにくい村ですが、かなり動きがあるようなので、見逃せませんね。

ジャン グリヴォーはヴォーヌロマネに拠点を置く、近年評価が高まっているドメーヌ。一時期ギィアッカをコンサルタントに迎え評価を落としたものの、現在はリュットレゾネを使用し、自然な造りをしています。フラッグシップはリシュブールとエシェゾー、クロ ド ヴージョです。全体的に強気な価格設定です。
ペロ ミノはワインアドヴォケイト(パーカーポイント)高得点常連ドメーヌで華やかで濃縮感のあるピュアなピノノワールを造ります。
グリーンハーベストや有機農法に積極的に取り組み、収穫は手摘みで行います。10~14日間の極低温発酵に抽出は強めに行います。新樽率は特級100%、一級50~100%、村名30%。無清澄、ノンフィルターで出荷します。


生産者: ジャン グリヴォ
銘柄: ニュイ サン ジョルジュ プルミエクリュ オー ブド 2004

約14000円、パーカーポイント89点。
色調は濃いガーネット、ややエッジにオレンジが見える。粘性は中庸。抽出はやや高め。
流石に若干の熟成香があり、鉛筆の針や紫スモモ、イチジクの果実味と甘草、クローヴのスパイス香、腐葉土、生肉の野生的な香りが中心を据える。茎や野薔薇の華やかなニュアンスもわずかに感じるが、基本的には強い大地香とソース香りが目立つ。
酸味もタンニンも穏やかだが、収斂性が高く、持って生まれたパワー感がある。


生産者: ペロ ミノ
銘柄: ニュイ サン ジョルジュ プルミエクリュ ラ リシュモワネ2009

価格は17000円、パーカーポイント93点
他のペロ ミノの銘柄に比べると甘みや果実香りが前に出ている様な気がする。閉じているのかも。
色調は赤みの強いルビー。抽出は強めかも。粘性は中庸。
ヴィエイユヴィーニュの収量の低さから現れるジャムの様な甘露なダークチェリーやブラックベリーの果実味とフレンチオークのバニラ香、シナモン、ワッフル香。薔薇やスミレのアロマオイル、茎、なめし革、お香、エマニュエルルジェっぽい。オリエンタルスパイス、桧の香りなど。
全体的に甘やかで果実味が強く、赤い花の香りが華やかな造り。
口に含むと木材とフルーツ。収斂性があるものの、常識範囲内で滑らかで柔らかいタンニンと酸が特徴的。なかなかいいニュイ サン ジョルジュ。

ジャングリヴォーは流石に熟成感が出ていたと思います。個人的にはこの生産者は若いヴィンテージの力強いニュアンスが好きなのですが、これくらいの熟成だったら、けっこう美味しいかと思います。
でもやはり顔は似たような感じになってしまうので、個性やテロワールを感じるのなら若い方がいいですね。
対してペロミノは流石の旨さですね。
強い抽出の華やかさとヴィエイユヴィーニュの甘やかさがきっちり出ています。甘さの方向性はボルドーに似てるんだけどこれは樽の問題かしら。

ペロ ミノのワインはいつも美味しいですのう。


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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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