まだ若いか。可能性を感じさせるヴァンサンジラルタン、コルトンシャルルマーニュ2009

どうもご無沙汰でございます。
ご無沙汰と書こうとして昆布沙汰と変換されて驚きを隠せません。昆布沙汰とは...すげえな...(ゴクリ

今日はブルゴーニュです。
お馴染み古酒コレクターのルモワスネのマジ シャンベルタンと、ブルゴーニュの若き新星ヴァンサンジラルタンのコルトンシャルルマーニュです。
マジシャンベルタンは好きな特級畑のうちの一つです。シャンベルタン、シャンベルタン クロ ド ベーズに次ぐクリマだと思っていて、シャンベルタンの様に緻密で強固ではないんだけど、野性的でちょっと粗野な感じがとてもいいですね。フェブレイのマジは失敗しましたが、それ以外のマジシャンベルタンで失敗した事はあまりありません。
コルトン シャルルマーニュはピュリニー、シャサーニュ、ムルソーの特級、一級クラスと比べるとやや玄人好みのワインですが、ピュリニーを凌駕する石を舐める様な強固なミネラル感、分厚い果実味、そして急激に現れる黒糖の様な甘みは本当にたまらない。
今回のワインも例に漏れず各テロワールを再現した素晴らしいグランクリュでした。


生産者: ルモワスネ
銘柄: マジ シャンベルタン グランクリュ 1997

約12000円。
色調はややエッジが淡いルビー、やや透明性は低い。粘性は低い。
かなり熟成感を経ており、香りも心持ち弱め。
果実味は上品な甘やかさで、イチジクやダークチェリーの芳香もあるが、シベットやジビエなどのクセのある芳香を感じる。薔薇や茎、腐葉土、藁の様な野生の香りも。アニス、ナツメグ、燻製の香り。
柔らかでシルキーなアタック、藁や木材やスパイスの複雑な香りが口の中で漂う。


生産者: ヴァンサン ジラルタン
銘柄: カンテサンス ド コルトン シャルルマーニュ グランクリュ 2009

約18000円、WA 92Point
色調は淡いストローイエロー、粘性は高い。
強靭なミネラル感、濃厚なバターやアプリコット、オレンジピールの酸味のある果実味。ナッツや白い花、フレッシュハーブ、白檀の香り。清涼感のあるタッチ。
そして、白胡椒のニュアンスも。
やや酸味が際立つアタックだが、素姓の良さが非常に良く表れていて、綺麗な柑橘系の酸味が味わえる。
数分で非常にシロップを感じさせる甘露な味わいに。シャープなボディは落ち着きを見せ始め、温州みかんなどの甘やかな風味も。


ルモワスネのマジシャンベルタンはアルマンルソーのマジ シャンベルタンの様に緻密で繊細な作りな訳でも、ルシアン ル モワンヌの様にねっとりとした過熟している果実の味わいが強い訳でもなく、より粗野で荒々しいマジシャンベルタンだと思います。
そもそもマジシャンベルタンの特徴としてシャンベルタン直系の味わいではあるものの、ややエレガンスに欠けるグランクリュなのですが、よりそれが強く出ている感じでしょうか。
かなりブーケが目立っているのでそのせいかもしれませんが・・・。
コルトンシャルルマーニュは若めながらも突出したミネラル感と凝縮した果実感がキッチリとあって、かなり楽しめました。ルイラトゥールの2000年代前半のコルトンシャルルマーニュの味わいを考慮すると若い方が個人的には楽しめるのかも…。
ボノーデュマルトレイやジャンフラマンの2009や2010を飲むと、やはり若い方が…と思ってしまいますね。
出来れば2000年代中盤のコルトンシャルルマーニュも飲んでみたいもんですね。
流石に若手生産者、これからに期待できる作りでした。

 
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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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