砂漠に咲く大輪の花々、ガヤのスペルス、ブルーノジャコーザ アジリ リゼルヴァ。

こんばんわ。
先週の話ですが、素晴らしいイタリア ピエモンテワインを飲んできました。
ガヤの2つのバローロ単一畑のうちの一つスペルスと、巨匠ブルーノジャコーザのバルバレスコ単一畑アジリ、そのトップキュヴェのリゼルヴァ。共にイタリアを代表すると言っても差し支えない素晴らしいピエモンテです。


生産者: ガヤ
銘柄: スペルス 2007

約25000円、WA97点。
色調は黒に近い深いガーネット、粘性は高い。
ドライシェリーの様な塩分を含んだ芳香、非常に強靱な体躯。
ややインキーでありながら、濃厚な無糖ジャムのようなドライプルーン、ブラックベリー、紫スモモの様な分厚い果実味。溶剤、薔薇やカカオ、クローヴ、杉の様な木材。やや硬めかな、と思うが時間が経つとドキッとする。驚愕する。ムスクの野性的で官能的な香りが全面に現れる。凝縮した複雑味。
口に含むと凝縮した果皮の厚いプルーンの強靱なアタック。パワフルで収斂するタンニン。バカみたいに力強い。



生産者: ブルーノ ジャコーザ
銘柄: バルバレスコ アジリ リゼルヴァ 2007

約40000円、WA97点。
色調は済んだ深いガーネット、粘性は中庸。
華やかで深い果実味、ドライフルーツの官能的な味わい。
甘やかなドライプルーンやブラックベリーのジャム、アプリコットの果実味、薔薇とシロップ漬けのスミレ、溶剤、ドライシェリー、シシトウ、タイム、シナモン。
タニックで強靱な体躯ではあるもののスペルスと比較すると謎めいたところはなくキャッチーな味わい。余韻は長い。
時間が経つとよりスミレの香りが前に現れる。野生的になるスペルスに対してより華やかにキャッチーになっていく。


個人的に印象に残ったのはやはりスペルスですね。ファーストノートでは他人を寄せ付けない内向的な雰囲気に満ちていますが、時間が経つに連れ次第に筋肉質で野性味に溢れる芳香が現れてきます。そこまで甘露ではありませんが、複雑で哲学的なワインだと思います。
ブルーノジャコーザはネッビオーロの素晴らしさを具体的な形で表現してるな、と感じました。
スペルスに見られた内向的な雰囲気や野性的な部分はなくて、甘露で華やか。華美で官能的なワインでした。
ワインとして非常に完成度の高い卓抜した最高のバルバレスコといった風体。
同じバローロとバルバレスコという違いはあれど、ピエモンテという風土でここまで味わいの差異が現れるのは不思議ですね。勿論パーセルごとに味わいが違うブルゴーニュにも同じ事が言えますが、事イタリアでパーセルの概念を持ってワインを作っている生産者がいるのはとても心強く感じますね。

 

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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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