ブルゴーニュの熟成シャルドネ、シュヴァリエモンラッシェを含む4種テイスティング。

こんばんわ。
今日はブルゴーニュの白ワインです。
生産者はジャイエの弟子シャルロパン、一時ルフレーヴの醸造長を務めたピエールモレ、コルトン随一の生産者マルトレイ、そしてビオ専門のネゴシアン、ニコラポテルです。
アペラシオンはシャブリ一級、村名ムルソー、特級コルトンシャルルマーニュ、そして特級シュヴァリエモンラッシェです。



生産者: シャルロパン パリゾ
銘柄: シャブリ プルミエクリュ フルショーム 2010

約6500円。
色調は淡いストローイエロー、粘性は低い。
大元にシャブリらしい火打石の様なミネラル感と酸のシャープさを感じさせつつ、コート ド ボーヌの白が如きカシューナッツやバター、そして洋梨やアプリコットの力強い果実味が感じられる。フレッシュハーブ、白胡椒、杏仁豆腐や果実の蜜やシロップのようなボリューム感のある味わい。
コルトンシャルルマーニュとタイプが似ているが、よりドライでミネラルが強い。レ クロやブランシュと比較するとより酸味が強くシャープな印象を受けるがよりブルゴーニュ白に近い味わいだと思う。
アタックの酸味は強く熟した果実のボディ感を感じさせつつ、シャブリっぽさを味わえる良作。


生産者: ピエールモレ
銘柄: ムルソー 2004

約8000円、WA88pt
色調は淡いストローイエロー、粘性は低め。
いいムルソー。ミネラルが強固。シャンピニオンとナッツ、バターの香り。とてもオイリーな作り。洋梨やライムのやや酸味の強い風味、杏仁豆腐、バニラ、ヨーグルトのニュアンス。
レモンの様な溌剌とした酸味は際立っているものの、全体的にはふくよかなボディ感がありボリューミー、キッチリと王道的ムルソーしている。口内でオイルとレモン、シャンピニオンの風味が漂う。


生産者: ボノー デュ マルトレイ
銘柄: コルトン シャルルマーニュ グランクリュ 2000

約19000円、WA94pt
色調はこちらも明るいストローイエロー、粘性は高い。
流石にかなり熟成感が良く出ている。
漲る切れ味の鋭いミネラル感と白い花などの清涼感の溢れる香り。トリュフやライム、マンゴーの濃厚な果実味、蜜蝋、ドライハーブ、ヘーゼルナッツ、リコリス。熟成感によるヴィネグレットソースの様な風味も。
酸味が強く、ムルソーの様にボリューム感のある作りではない。だからミネラルの強固さを強く感じる。若干日本酒っぽさも。
やや硬さを感じるコルトンシャルルマーニュ。この生産者のコルトンシャルルマーニュは若い方が美味しいね。


生産者: ニコラ ポテル
銘柄: シュヴァリエ モンラッシェ グランクリュ 2000

約30000円。
色調はかなり濃い黄金色、粘性は高い。
こちらは色調から既にかなりの熟成感を感じる。
トリュフや出汁の熟成したニュアンスと、火打石の如きミネラル、キャラメル、白い花、桃や洋梨の凝縮感のある果実味。そしてドライハーブ、白胡椒、ヨーグルト、リコリス、シナモン、ヒノキなどのスパイシーなニュアンスを感じられる。
通常のピュリニーやシャサーニュと比較すると群を抜いて複雑で強固な骨格を感じる。作りの確かさかな。
口当たりにやや後味に苦味を感じるが果実の凝縮感と大元の力強さを感じられる。酸味はやや落ち着いている。
熟成感はあるが果実味はしっかりと存在しておりワインのパワーを感じる。
さすがシュヴァリエモンラッシェ。


まずシャルロパンですが、レビューでも書きましたが、非常にボーヌの白に近いシャブリでした。とても良くできています。シャブリの要素を保ちつつふくよかさが目立ちます。
ただラヴノーやドーヴィサほど鋭さや複雑さは無いので、そこらへん若干緩い感じはしますが、シャブリというアペラシオンに求められるレベルを考慮すると十分に素晴らしい作りだと思います。値段を考えても安いと思います。
ピエールモレのムルソーはいかにも村名といったシンプルさですが、イメージ通りのムルソーを作っていて、タイプとしてはラフォンやアルヌーアントなどに近い非常に魅力的な作りです。
そこらへんに作りの妙が出ているなと感じます。ペリエールやジュヴヌヴィエール作らせたら最高でしょうね。
上手い生産者だと思いました。
次はコルトンシャルルマーニュ。ボノーデュマルトレイは名手だし、一度2000年代後半のシャルルマーニュを飲んでいるので安心していましたが、ちょっと違いましたね。かなり熟成感が出ていてミネラル、酸味、果実味のバランスがちょっと個人的には「?」といった感じでした。
若い時分はフレッシュかつ濃厚で美味しいんですが...今ひとつでした。
よく出来てはいると思うんですが、これは好みですかね。
最後はニコラポテルのシュヴァリエモンラッシェ。初シュヴァリエモンラッシェです。個人的にブルゴーニュは生産者とテロワールの妙を感じたいので熟成感による旨味とか完成度をあまり求めていません。熟成を減ると、熟成感がワインに出ますんで相対的にテロワールや生産者の妙が目立たなくなるんですよね。
プロならともかく素人にはよりわかりにくくなる事必至です。
で、シュヴァリエですが、非常に複雑で力強い作りでしたが、かなり熟成感が出ていてバタールやビアンヴニュに比べてどうとかは全くわかりませんでした。また新しいヴィンテージを飲んだ時に改めて、という感じでしょうかね。

そんな感じです。

  
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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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