コントアルマン、珠玉のモノポール クロ デ ゼプノー3ヴィンテージを再挑戦



こんばんわ。
1か月前ですかね、同生産者の2004を飲みましたが、それのリベンジです。
別に状態が悪かったわけじゃないですが、個人的な矜持としては最新ヴィンテージを飲んだ後に古酒を飲みたいのですよ。古酒だと(保管、熟成など)色々な条件にブレが出るので出来る限りネイティブな状態のワインを知ってから古酒に挑みたいと思ってます。
コント アルマンはポマールで最も有力な生産者の一人で、看板銘柄である単一畑「クロ ド ゼプノー」が非常に有名です。99年より完全ビオディナミで生産をしており、新樽(バリック)は積極的に使用せず大きな樽で熟成します。ちなみにクロ ド ゼプノーはゼプノーとグランゼプノーに囲まれた褐色石灰質の土壌。傾斜は少ないですが表土が薄いため、キチンとプルミエクリュの複雑は出ています。

今回は2006、2007、そして最新ヴィンテージの2010です。

生産者: コントアルマン
銘柄: ポマール プルミエクリュ クロ デ ゼプノー 2006

約14000円、WA91-92pt
色調は濃いルビー、粘性は中庸。
石を砕いた様なミネラルが特徴的で、やや熟成感を感じる作り。
果皮の厚いダークチェリー、ブルーベリーのニュアンス。
トマトの様な野菜っぽさや松の樹皮。華やかなスミレ、薔薇。藁、燻製肉、クローヴやスパイスのブーケ。
香りは比較的柔らかく穏やかだが口に含むとその密度の高さと重みに驚かされる。3本の中だと最もライトなタッチだがそれでも濃い。タニックと酸は強めで濃い作り。熟成香が口内に広がる。


生産者: コントアルマン
銘柄: ポマール プルミエクリュ クロ デ ゼプノー 2007

約11500円、WA91pt
色調は濃いルビー、粘性は中庸。
2006年と比較するとボディは強固で、芯が通った印象を受ける。
ただ2010年と比べると凝縮感で一歩劣る。
濃厚なラズベリー、ダークチェリーの果皮の厚い果実味を感じるが、3本の中で最もトマトなどの野菜ぽいニュアンスを強く感じる。紅茶、藁グローヴ、白檀、茎、若葉、ドライな薔薇やスミレのニュアンス。
野菜っぽさを除くと、薄めの2006、濃厚な2010と比べて最もブルゴーニュのスタンダードに近い作り。
果皮に由来する酸味とタンニンは強固。パワー感はあるがアミオセルヴィルのデリエールラグランジュにも近い過剰な青っぽさを感じる。


生産者: コントアルマン
銘柄: ポマール プルミエクリュ クロ デ ゼプノー 2010

約12000円、WA92-94pt(2009)
色調は濃いルビー、粘性は中庸。
とても華やかで、3ヴィンテージの中で突出した濃厚さや果実味の凝縮感やシロップの様な甘露さを感じる。
非常にロースト香が強い、甘やかな薔薇やスミレのキャンディ、シナモン、キャラメル、そして濃厚なデーツ、ダークチェリー、ブルーベリー、ソルダムの甘露なニュアンスか主体となっている。
他のヴィンテージ同様トマトの様な青っぽさは僅かながら残っているが、目立つ要素では無くなっている。紅茶、シロップ、松や茎っぽさ、ローズヒップ、クローヴ、生肉。ミネラルもしっかりしている。
酸やタンニンは柔らかく、他のヴィンテージと比べて凝縮感のある力強い作り。
素晴らしいポマール!


2010年の評価は出揃ってはいませんが、2009の様に過度に濃厚で力強いヴィンテージではなく、高い熟度でありながら均整のとれたブルゴーニュらしいヴィンテージと言われています。
しかしこのポマールの2010年の熟度といったらもう!素晴らしい!
特段樽が強いわけではなく、抽出は強め(ピジャージュの頻度は高め?わからん。)でしょうが、果実の地力だけで驚異的なパワフルさ。
…と比べると中凡なヴィンテージである2007と2006、そして2004はやはりパワフルさに欠けるところでしょうか。
別にパワフルなワインだけ持て囃す訳じゃないんですが、どうにも充実した果実味が無いとバランスが取れにくい作りなのでしょうか。ちょっと青さが目立つような気がします。ヴィンテージの負に弱いというか。
2006はもう少し頑張ってほしいですが、2007は単体で飲んだら結構おいしいと感じたんじゃないかな…
今度はリュジアンとグランゼプノー、ペズロールの2010年テイスティングとかしてみたいですね!

今俺の中でヴォルネイとポマールが熱い!(どうでもいいですね!本当にどうでもいいですね!)

 
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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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