ACブルゴーニュに舌鼓。クロードデュガの赤とギィ アミオの白。

こんばんわ。
3回目のエントリーです。

今回はニュージーランド、ポマールに続いてブルゴーニュ。ただ一級や特級、村名ですらない広域名称ワイン、レジオナル、ACブルゴーニュです。

生産者は濃厚で力強い白を産出する人気生産者ギィアミオ、そして目下ブルゴーニュ最高の生産者のうちの一人クロードデュガ。
一級、特級はそれこそブルゴーニュを代表するキュヴェ足りえていますが、果たして普及銘柄はどうなのか。
飲んでみました。


生産者: ギィ アミオ
銘柄: ブルゴーニュ シャルドネ 2010

WA85pt(2007)、約2000円
色調はレモンイエロー、粘性は高い。
カリンやライチ、洋梨のふくよかな果実味に溢れており、そして白い花や蜜、ナッツ、わずかにオイリーさ。穏やかに広がるミネラル。白胡椒やバニラなど。
密度や凝縮感が薄いのと構成がシンプルなのを除けば、小振りなシャサーニュモンラッシェといって差し支えが無いだろう出来。堅実な作り。
酸味は柔らかく、やや水っぽい散漫さはあるものの、香りの高級感ほなかなか素晴らしい。


生産者: クロードデュガ
銘柄: ブルゴーニュ ピノノワール 2010

WA88pt(2009)、約4000円
ACブルゴーニュにあるまじき驚異的な集中力を持ったピノノワールだ。ローストした新樽の香りと強い抽出による強靭な体躯と果実味。一般的な生産者の村名クラスを容易に凌駕する。
甘露なワッフルやカラメル、シナモン。樹皮やオリエンタルスパイス、徐々に鮮明なスミレや薔薇のニュアンス。生肉の野性的な芳香。そしてダークチェリーやラズベリーのジャムの濃厚で濃密感のある芳香が漂う。
タンニンも酸も強めだが、その分果実の濃密感を感じられるし、クラスにしてはかなりリッチ。出色の出来だろう。ただし余韻や持続性は明らかに弱く、ピークが早く終わる。ただそこまで求めるのはは流石に贅沢といったところ。


...しかしクロードデュガはACブルゴーニュも凄い。
この生産者のワインは一級以上になるとインセンスが強く出るが、ことACブルゴーニュに関してはフーリエの方向性に近い。真っ当なジュヴレシャンベルタン的な作り。
全くもって素晴らしい。複雑味や構成は今日飲んだジブールやドニモルテ、そしてフーリエなどの一級には及ばないのだが、香り高さだけいえば、一線の生産者の村名くらいのレベルには到達していると思う。
しかしながら惜しいのはひと時の夢の様に儚く霧散してしまう所だろうか。
一瞬だけ夢の様なジュヴレシャンベルタンを見せるが、持続時間はわずか10分。素晴らしい余韻を残しつつグラスで朽ちて行く。
ギィアミオもデュガ同様村名シャサーニュに匹敵する作りではあるものの液体の密度と余韻や持続性が不足している。

やはり幾ら素晴らしくてもブルゴーニュはブルゴーニュで、村名、一級、特級には遠く及ぶことはないのだな、と実感。
ただし、べらぼうに高い一級や特級の値段を考えると、この価格で鱗片を知ることが出来るのは非常にお得。
欠点がある限り代表するとは言い難いけど、美味いワインを飲みたい人は買わない手は無いと思うよ。ホントに。

しかしクロードデュガのラベルはブルゴーニュでもオーラがあるねえ。

 

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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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