コント ド シャンパーニュの豪華さに目が眩むテタンジェ3種テイスティング。


こんばんわ。
本日はシャンパーニュです。

小職は本当にたまにしかスパークリングを飲みません。
特に大きな理由は無いのですが、単純に高いから…というのが一番もっともらしい理由かもしれません。
別にスパークリングで1000円台は幾らでもあるんですが、それならスティルだよね…と思っちゃうのが遠ざけてしまっている所が如何ですね。何事も経験です。

今回はボランジェの3本。
ボランジェは1734年より続く老舗NMで1930年からテタンジェの名称でシャンパーニュを販売しています。
自社畑は288haです。
キュヴェ プレステージ ロゼはモンターニュ ド ランス地区のシャルドネ30%にピノノワールとピノムニエをアッセンブラージュしています。(NVですが生産時期によって若干異なるようです。)
プレリュード グランクリュは複数の収穫年のグランクリュ(ブージィ、アンボネィ、アヴィーズ、メニル シュール オジェ)のリザーブワインのアッセンブラージュによって生まれるノンヴィンテージのフラッグシップ的なシャンパーニュ。
そしてコント ド シャンパーニュはテタンジェのフラッグシップワイン。
優れた年のコート ド ブラン地区のグランクリュ(シュイィ、クラマン、アヴィーズ、オジェ、メニル シュール オジェ)のアッセンブラージュからなるブラン ド ブランです。


生産者: テタンジェ
銘柄: キュヴェ プレステージ ロゼ NV
品種:シャルドネ 30%、ピノノワール+ピノムニエ 70%

約9000円、WA87pt
色調は淡いピンク、粘性は高い。泡は静かに立ち上る。
ピノノワールに由縁するイチゴやフランボワーズの溌剌とした果実味。
そして華やかな薔薇や茎、トースト、マホガニー、シナモン、グローヴ、ローストした風味。
溌剌した強い酸味と赤い果実味の深みのある芳香が伴う。
口内で爽やかな赤系果実の風味が開いていく。ピノノワールの特徴が非常に良く表れている。


生産者: テタンジェ
銘柄: プレリュード ブリュット グランクリュ NV
品種:シャルドネ 50%、ピノノワール 50%

約13000円、WA90pt
色調は淡いストローイエロー、粘性はやや高め。溌剌とした泡。
出汁の様なドライで旨味が凝縮した味わい。非常にシャンパーニュらしいシャンパーニュと言える。
キッチリしたミネラル、モカや酸味の強いカリン、ライムなどの溌剌とした柑橘系の果実。
ローストナッツ、ハチミツなど。やや熟成を感じる作り。シャンピニオンやトーストなどの風味も。
酸味は強めで柑橘系、核種系の溌剌とした果実味がある。
こちらはややシャルドネの風味が強く感じられる。果皮成分を感じないからだろうか。


生産者: テタンジェ
銘柄: コント ド シャンパーニュ ブラン ド ブラン 2000
品種:シャルドネ 100%

約26000円、WA95pt(1999)
色調は淡いストローイエロー、粘性はやや低め。泡は穏やかに立ち上る。
ミネラルが非常に強い。
蒸かした薩摩芋やムルソーの様なシロップ、バタースコッチ、カシューナッツ、そして青りんごやカリンなどの溌剌とした果実味、そして出汁の様なやや熟成を感じる芳香。バニラや白檀、白い花など。
非常に複雑な芳香を放つ。
酸味は際立っているが、シルキーでトゲトゲしいニュアンスがない。
まるでムルソーを彷彿とさせる非常に豪華で豊満なボリューム感を感じさせる。
素晴らしいシャルドネだ。


ピノノワールやシャルドネのスティルワインと比べて経験不足ですが、やはり最も完成されているシャンパーニュはコント ド シャンパーニュでしょうか。
その味わいたるやコート ド ボーヌのシャルドネにそっくり。シャルドネの果実味はやや酸味が強い様な気がしましたが、樽もしっかり効いていて、泡が無ければ確実にムルソーやシャサーニュのワインと間違っているかもしれません。非常に完成度の高いシャンパーニュでした。とても瓶内二次発酵の方が長いとは思えない…
プレリュードも素晴らしかったのですが、ピノノワールに由縁するものなのか熟成期間の問題なのか、コント ド シャンパーニュに比べると、やや酸の切れ味が鋭くてキツめの印象を受けました。
凡百のシャンパーニュに比べるとやや熟成感や丸みを感じるものの、スティルワインに慣れた舌にはちょっと鋭すぎるかな…と。完成度は非常に高いと思います。果実味も旨味も豊富ですし。
そしてプレステージ ロゼ。
こちらはPNとPMで70%という事ですが、ピノノワールの風味を強く感じました。
ただ個人的には普通のロゼシャンパーニュかなぁ、という。感じ。
怒られちゃいそうですけど。

ブルゴーニュはかなり早飲み派ですし、ボルドーも最初の飲み頃を迎えたときが一番美味いと思うのですが、シャンパーニュは10年くらい寝かせた方がシャンパーニュのキャラが際立って美味しいし面白いと思うのですよ。
ブルゴーニュは熟成するとキャラが分かりづらくなるし、ボルドーは若いとタンニンがキツすぎて飲めない。
その点、シャンパーニュは泡が落ち着いた時が一番分かりやすいのかなぁと。
結局スティルワインじゃねえかといわれればそうなんですが、実際のところそうなんだから仕方ない…
大体ミレジムの方が美味しく飲めるんですよね…

という訳でもないですがブルゴーニュ最高峰のシャルドネに肉薄するコント ド シャンパーニュの美味さに乾杯!


マジでブルゴーニュ以外はあまり語れんブログだな…やや反省します。

 
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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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