メオカミュゼはネゴスもいい。一級レ クラ、村名ジュヴレシャンベルタン、村名モレ サン ドニ



こんばんわ。
今日はメオカミュゼのネゴスものです。

メオカミュゼはヴォーヌロマネに拠点を置く大手ドメーヌで、一時コンサルタントとして、分益耕作人としてアンリジャイエがいた事でも有名です。
党首はジャン ニコラ メオ。
グランクリュとプルミエクリュを複数持つドメーヌ部門と拠点外の村名やプルミエクリュを生産するネゴシアン部門がありますが、基本的に一級はドメーヌ部門スタッフが栽培醸造まですべて行っているし、村名ですら夏季剪定から醸造までドメーヌ部門スタッフが面倒を見ています。畑こそ他の生産者、栽培農家のものですが、ほぼメオカミュゼのDNAが注入されていると言って過言ではないと思います。
なので、特に僕自身はドメーヌものとネゴスものと区分けをしていません。
ネゴスでも十分美味いので。
ところでこの生産者の特徴として高い新樽率が挙げられます。村名で50%、一級70%、そして特級で100%。これはドメーヌものの数値ですが、多分ネゴスも変わらないような気がします。
今日のも結構樽が強い様な気がしたので...

それではいってみましょう。


生産者: メオ カミュゼ F&S
銘柄: モレ サン ドニ 2010

約7500円、WA89-91pt(2009)
外観は濃いルビー、粘性は中庸。
こちらは甘やかで濃密でふくよかなジュヴレシャンベルタンと比べると、ちょっと角の立ったソリッドでドライな風味がある。
プラム、ダークチェリーなどの酸味が際立った風味、徐々にキャラメルやトーストなどの樽由来の香り、スミレや薔薇の華やかな香りや茎、紅茶、なめし革、グローヴ、甘草など。
タンニンも酸味も、やや刺々しいが、引き締まった体躯と充実した旨味を感じる。やや薄めの様な気もするが...


生産者: メオ カミュゼ F&S
銘柄: ジュヴレシャンベルタン 2010
約7500円、WA88-90pt(2009)

外観はやや濃いめのルビー、粘性は高い。
割と重量感のある腰の座ったジュヴレシャンベルタン。重いが濃密な甘露な香り。
デーツやプラムやブラックチェリーなどの黒系果実の濃厚な果実味、樽が結構強くトーストやキャラメルやチョコレートの様な甘露な味わいが感じられる。そして、はっきりしたスミレのニュアンス。果皮から現れる薔薇、黒檀、シナモン、僅かに毛皮やアーモンド、バニラなどの風味も。甘い。
香り、色調から抽出はやや強めな気がするが、以外と酸味もタンニンも穏やかで優しい作り。モレサンドニより丸みを感じる。
なかなか好きなタイプの作り。


生産者: メオ カミュゼ F&S
銘柄: シャンボール ミュジニー プルミエクリュ レ クラ 2010

21000円、WA88-90pt(2009)
外観は濃いルビー、粘性は高い。
村名と比べ、やはりこれだけ突出してレベルが違う。フィネスが感じられる。
充実したミネラル感と透明感のあるシャープな芳香、そして樽のふくよかな甘さが同居する。甘いのに重さは全く感じない。
紅茶、薔薇、スミレなどの華やかな香り、ダークチェリー、ブルーベリーのやや果皮の成分が強く出た華やかな果実味。クレームブリュレ、シロップなどの甘露な風味、若い葉っぱや茎、なめし革、樹皮、グローヴ、バニラなど。
一見線が細い様に見えて、引き締まった体躯、華やかな芳香。酸味やタンニンも充実しているが、しっかりとしたボディや多くの要素を持つため、自然な味わいとなっている。


この3本の間にはなかなか大きな差があって面白いです。
ジュヴレシャンベルタンは樽と果実味が強いし、モレ サン ドニがちょっと角が立った感じ。
そしてレ クラはミネラル感...岩を砕いた様なニュアンス、果実の凝縮感、樽のバランスが良い。フラジェエシェゾー寄りの立地(ミュジニー、アムルーズ寄り)は粘土より石灰を多く含む土壌の為、かなりミネラリーなニュアンスが出るんですが、ボンヌマール寄りのクラも石灰感を強く感じますね 。そして複雑。
それに比べると村名はモレもジュヴレもやはりシンプルに感じますね。そこらへんはブレンドで稀釈されてる為だと思うのですが...ただモレ サン ドニは若干好みから外れますが、ジュヴレシャンベルタンは良かったですね。単純に下位互換でここに骨格と堅牢さが伴えば一級や特級並だと。

メオカミュゼは比較テイスティングが面白いですね。ちょっとお高いのでなかなか厳しいものはありますが品質はすこぶるいいし、ちゃんと村ごとの特徴が捉えられていると思います。




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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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