バロン フィリップと巡る1。新世界探訪、オーヴァチュア(ナパヴァレー)

こんばんわ。
本日はオーパスワン...のセカンド、オーヴァチュアです。

クラシックを聞いた人ならご存知(聞いていない人でもわかりますかね?)だと思いますが、オーパスワンは「第一楽章」、そしてセカンドのオーヴァチュアは「序曲」と。なるほど、カッコいい命名。さすが。
オーパスワンはわざわざ改めて説明する必要もないかと思いますが、ロバートモンダヴィとバロン フィリップ ロスチャイルド(ムートンの方)のジョイントベンチャーです。ナパヴァレーのプレミアムワインとして有名ですね。値段的にはカルトワインやガレージワインに比べるととても安価で比較的手に入りやすい銘柄で品質も非常に高いです。(割とこれが美味しくてワインに入ったという人を良く見かけます。然り。)
で、そのセカンドのオーヴァチュアは日本には正規輸入されてません。
...確かに正規では手に入らないんですが、ネットで並行輸入してるショップさんが結構あるんで特段手に入りにく
い訳ではありません...なのでまあ普通のセカンドラベルですね。
このワインの面白いところは通常のセカンドラベル同様ファーストの品質に達しなかった葡萄を使うのですが、複数のヴィンテージをアッセンブラージュしている点でしょうか。
スティルワインで言うならコトー シャンプノワくらいしか見たことありません。多分別枠でリザーブワインを作ってるんでしょうね。
そんな本当におまけ的なセカンドですが、そこはオーパスワン。びっくりするほど品質は高いです。


生産者: ロバート モンダヴィ × バロン フィリップ ロスチャイルド
銘柄: オーヴァチュア NV
品種: 複数ヴィンテージのカベルネソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン、マルベック、プティヴェルトをアッセンブラージュ

約17000円。
オーパスワンのセカンドラベル。
色調は透明感のあるルージュ、粘性は高い。
甘やかなクレームドカシスや熟したブラックベリー、アプリコットなどの豊満で甘露な果実味と、トースト、西洋杉、カカオの様なロースト香、スミレ、ミント、口に含むとグローヴ、甘草、生肉など。
タニックだが酸は柔らかでしなやか。口に含むとスパイスや黒い果実の甘みが広がる。
ドミナスほどではないにせよ、ボルドーに急接近したワイン。それこそムートンに近いエレガントなスタイル。オーパスワンよりボルドー風かも。
あと複数ヴィンテージとは言っても大きく異なる時期のワインで無いことは確か。恐らくここ5年程度がいいところだろう。熟成感は感じない。


正直かなりいいです。素晴らしく出来がいい。
オーパスワンより若干薄めのタッチがよりボルドーっぽいエレガンスを見せていると思います。アルマヴィーヴァの様に果実味に寄りすぎているわけでもないし、果実味が欠如しているわけでもない。他の要素を掻き消さない程度の絶妙なバランス感。そしてセカンドやボルドーの4級以外に見られるタンニンや酸のざらつきがほとんど感じられない。
オーパスワンは若い時分には果実味とともに若干のざらつきを感じるのですが、やや一回り線が細い事がプラスに働いている感じ。
ただ熟成能力があるかはちょっとわからない。少なくともオーパスワン以上に熟成する事は無いと思います。

今飲んで、とても美味しいセカンドラベルだと思います。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
ついった
物欲センサー
物欲センサー2
リンク
QRコード
QR