バロン フィリップと巡る3。根源に至るムートンロートシルト(フランス)

こんにちは。
バロンフィリップ関連、最後はムートンロートシルトです。
もはや説明不要のメドックのプルミエグランクリュクラッセ。全てのジョイントベンチャーの基準となった完成されたスタイルであり根源であると。
なお今回の93のボトルは色々な事情があってラベルが無地に差し替えられた曰く付きのヴィンテージ。これは差し替えがされていないバージョン。なるほど...ちなみに白ラベルの方がレアだったりします。



生産者、銘柄: シャトー ムートン ロートシルト 1993
約60000円、WA90pt


色調はやや濃いめのくすんだガーネット、粘性は高い。
やはりボルドーは熟成している方がいい。複雑で華やか、まさに飲み頃といった状況。
腐葉土やスーボワ、トリュフ、、濡れた西洋杉、チョコレートなどの甘露で穏やかな森の様な香り。クレーム ド カシス、ブラックベリーのコンポート、ややスモーキーなタバコのニュアンス。八角、甘草などのスパイス香。ユーカリ、スミレ、ベーコン、芍薬など。
全体的に土と野生的な肉の香りが強めだが、かといって果実味が足りないわけでもなく、神がかったバランス感覚だと思う。
タンニン、酸ともにこれでもかというほど滑らかで穏やかな印象を受ける。凄まじくシルキーな作り。素晴らしいポイヤックのワインだ。



ボルドーのポイヤックにとって1993は不作の年だったようです。...この年は、ポイヤックだけではなく、フランス全域かダメだったっぽい。
確かにこの93ムートンも評価的には高くは有りませんが、さすがはムートン。熟成を経てもなおエレガンスで、複雑味を感じさせる事のできる力強さは流石ですな...
ムートンとオーパスワンは近いですが、タンニンの柔らかさ、シルキーさはなおムートンに長がありますね。その分果実味はオーパスワンほどありませんが、逆にバランスがとてもいい様な気がします。
その微妙な差異が土壌ごとの違い、テロワールを映し出しているのに他ならないんじゃないかと...
ううむ、勉強になります。


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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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