高品質で絶妙な安定感、プレステージシャンパーニュ3種

こんばんわ。
折角のクリスマス前という事で、シャンパーニュのテイスティングレポートです。
銘柄としては今更ですが、このブログでは取り上げていなかったので。

銘柄はドンペリニヨン、クリスタル、アンリジローのコートルージュ。
特に説明する必要もない銘柄ばかりなので省きます。


生産者: ドン ペリニヨン
銘柄: ドン ペリニヨン 2003
品種: ピノノワール、シャルドネ(ブレンド比率は非公開)

約15000円、WA96pt(2002)
色調はやや濃いめストローイエロー、粘性は高く、泡はやや落ち込んでいる。
豊満なボディのシャンパーニュで、焦がしバターやナッツ、モカなどのやや樽が前に出ているのと、比較的ピノノワール比率が高いのかシナモンやシロップなどの芳香も強く感じる。
赤リンゴ、アプリコットなどの核種系の香りとフレッシュハーブ、シャンピニオンなども。
酸味もミネラルも穏やかで全体的に非常に柔らかく滑らかな印象を受ける。


生産者: アンリ ジロー
銘柄: コート ノワール NV
品種: ピノノワール 100%

約18000円、WA93pt
ブラン ド ノワール。
色調はより濃いイエロー、粘性は中庸、泡は細かく、力強く立ち上る。
しっかりとしたミネラル感。
ニュアンスに若干ピノっぽい熟成感か出ている。出汁の様な旨味や青リンゴやカリンの溌剌とした果実味の蜜、バター、塩ナッツ、トースト、樹皮、リコリスなど。
アンリジローらしい複雑な複雑のシャンパーニュ。旨味を伴う強烈な酸味があり、広がる木材の香りが個性的。


生産者: ルイ ロデレール
銘柄: クリスタル 2005
品種: ピノノワール55%、シャルドネ45%

約25000円、WA97pt(2004)
色調は濃いストローイエロー、粘性は高く、細かい泡が繊細に立ち上る。
十分なミネラル感。
ドンペリニヨンと比べるとハチミツや白い花の蜜など甘やかな香りが強く、果実味とロースト香りのバランスがとてもいい。
焼き栗や焦がしバター、カシューナッツなどのロースト香。赤リンゴ、洋梨などの蜜、フレッシュハーブ、シナモン。やや柔らかく豊満なドンペリニヨンと比較するとシャープで切れ味のある酸が特徴的。果実味が強く非常に安定した作りのシャンパーニュ。


いずれもピノノワールとシャルドネのみ、ムニエは使用されていません。
いつ飲んでもこのグレードになると一気に香りや口当たりに高級感が出ますよね。その中でも各々にかなり個性か出ていたな、というのが所管です。
ボリューム感があって豊満なドンペリニヨン、複雑で熟成香とピノノワールの風味を強く感じさせるコード ノワール、ミネラリーで清涼感のある果実味と濃厚なロースト香を楽しめるクリスタル。

ざっとテイスティングしただけでも、以外と差異に気づく事が多くて驚きます。
ドンペリニヨンのモカのニュアンスはモエ エ シャンドン グランヴィンテージにも現れていたので、このラインの特徴なのかも。果実味はアッセンブラージュされた品種の個性が強く出ていて、ピノノワールの甘露な果実味と冷涼な産地のシャルドネの酸味のある核種系の味わいが強い様に感じました。非公開ですがなんとなく50%:50%くらいなのかなあと。ロースト香もしっかりあって相当バランスが取れてる感じです。
コード ノワールはいかにもアンリジローっぽい作りで...調べてませんが、いきなり熟成香が出ていて、きっとリザーブワインを複数、高い比率で使ってるんじゃないかと。その分香りが相当複雑で、キャッチーなクリスタルやドンペリニヨンと比べると、深みのある旨味が楽しめる作りになってます。
そしてクリスタルは本当によく出来たシャンパーニュだと思います。
やや豊満なドンペリニヨンに対してミネラルと酸味が際立っていて、より芯が通ったカッチリした骨格。そこから滲み出る凝縮された蜜の甘みや香ばしいロースト香。凄まじいバランス感。
硬さを感じない。流石です。

個人的にはクリスタルでした。
クリスタルはロゼもべらぼうに美味しくてハイエンドが卓抜して優れてるなーと思いました。(ルイロデレールのブリュットプルミエも美味しいですが...)

今度は生産者ごとのタテ、やってみたいですねえ!


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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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