フランソワ フュエ、安定した品質のヴォーヌロマネ村名とエシェゾー。買収前のジャッキー トルショー クロ ソルベも利く。

こんにちわ。
今回はフランソワ フュエの村名ヴォーヌロマネと特級エシェゾーです。
ここ4回のドニモルテ!ヴォギュエ!ドメーヌ メオカミュゼ!ルイジャド!コシュデュリ!そのフラッグシップ!
...みたいな豪華さはありませんが、個人的にとても気に入っているドメーヌです。ダヴィッドデュパンが作ってるというのもあるし、あとお値段が比較的良心的なのがいいですよね。

フランソワフュエ。
醸造責任者は若き天才醸造家ダヴィッド デュパン。アミオ セルヴェル、ラルロ、ジャイエ・ジルで修行後、協働組合に葡萄を売りながら、メタイヤージュとしてフランソワフュエのワインも任されています。ラベルは異なりますが、中身は一緒です。(ポンソとシェゾーみたいな関係ですね。)
フランソワ フュエは2006年から有機栽培を始めており、ビオロジックを実践。デュパンならではのペディセル処理(大きな茎は取り除くが、小さな軸はそのまま使用する)で自然で高品質なワインを作ります。フラッグシップはクロ ド ラ ロッシュとエシェゾー。

ちなみに余談ですが、ドメーヌを調べている中で、先日飲んだジャッキー トルショーのクロ ソルベが、現在はフランソワ フュエが保有しているというに驚愕...たまたま4月ごろに飲んだんだけど...おお、偶然にも程がある。感じは全然違うんですけどね...。


生産者: フランソワ フュエ
銘柄: ヴォーヌ ロマネ 2009

色調はやや濁った明るいルビー、粘性高め。
抜栓直後はブレタノ系の強い刺激臭があるが、徐々に香りが現れ始める。
この生産者特有の非常に華やかで瑞々しいストロベリー、アメリカンチェリーの果実味と薔薇やラベンダー、茎、若葉の芳香。そして甘やかなシナモンやなめし革、グローヴ、シロップの様なほのかな甘やかさを感じる。
タンニンより酸味が際立っている。エレガントで華やか。
非常に綺麗な旨味とバランス感がある。この生産者のエシェゾーはとても美味いが直系の旨さか村名にある様な気がする。


生産者: フランソワ フュエ
銘柄: エシェゾー グランクリュ 2009

色調は透明度の低いルビー、粘性は高い。無清張かも。ややミネラル感。
澄んだ凝縮感のあるダークチェリーやラズベリーの果実味。タイプとしてはルソーなどの果実味に重点を置いた作り。そして茎、若い葉、樹皮。
やや大地香。ベーコン、生肉などの野生的な香り。グローヴ、甘草。華やかな薔薇、スミレなど。僅かにシナモンやバニラの風味。
酸味やタンニンは柔らかく、果実味に寄った味わい。

フランソワ フュエのエシェゾーはレ ルージュ デュ バに0.5ha保有しています。エシェゾー デュ ドスュの上部に位置する小区画で表土が薄いプレモー石灰岩。メオカミュゼが保有している小区画と同じですね。
村名も個人的感覚からいうと非常に良くできているのですが、エシェゾーは流石にいいですね。
村名もエシェゾーも共に明るく柔らかい果実味があるのですが、エシェゾーの方がよりタンニンが強めですね。強めと言ってもさほどではないのですが。グッと落ち着いた感じで、より果皮の風味が前に出ているかな、と。
樽は弱いし全体的にとても瑞々しくてエレガントなワインだと思いました。
例年エシェゾーの方が甘いのですが、以外にも09は、村名の方が甘みを感じました。


...ちなみに折角なんでジャッキー トルショーのクロ ソルベも入れときます。(※フランソワ フュエのクロ ソルベはこちらをご覧ください。)

生産者: ジャッキー トルショー
銘柄: モレ サン ドニ プルミエクリュ クロ ソルベ 1983

色調は意外と若々しいルビー、エッジは橙を帯びている。粘性は高め。
歴然とした古酒だが、香りは非常に強い。沢庵、紅茶や腐葉土、梅柴、紫スモモなどの強い果実味。オリーブ、ドライフラワー、トリュフ、ニンニクで炒めたベーコン、生肉、グローヴ、オリエンタルなインセンス、ゴムなど。
酸味、タンニンともに流石に穏やかで柔らかい。
かなり熟成感があるが旨味が鮮明でなかなか良い出来だと思う。


こちらは畑も木も全く一緒とはいえ、生産者も古酒とヴィンテージも大きく違うので、比較は出来ませんね。
ただ、両方ともとても良い出来で、フランソワ フュエのワインはやっぱり瑞々しくて明るい果実味のあるモレ サン ドニを作っていると思います。
ジャッキートルショーは30年経過してもこれだけの果実味を残している事から、大元はかなり強い酒質だったんじゃないかな、と思います。
こちらは古酒としても非常に複雑な要素を持っていて、熟成香が主体とはいえ、よく重さと複雑さのバランスが取れているんじゃないかなーと。
正直この生産者、私あんまり知らないんですが、かなり品質の高いワインを作る生産者だったんじゃないかな、と推測しています。

そんな感じです!

 


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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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