ニュイ サン ジョルジュ、全く特徴の異なるグリヴォーの村名とシュヴィヨンの一級を利く

こんばんわ。
雪すごいですね、こんな寒い日は家でゆっくりテレビでも見ながら酒でも飲むのが一番ですね。
本日はニュイ サン ジョルジュの比較です。生産者はジャン グリヴォとロベールシュヴィヨン。
今回は理論に裏付けが出来たので非常に有意義だったと思います。

ジャン グリヴォーはヴォーヌロマネに拠点を置く、近年評価が高まっているドメーヌ。一時期ギィアッカをコンサルタントに迎え強すぎる抽出で評価を落としたものの、現在はリュットレゾネでの栽培や、一部の畑は馬での耕作を行いながら、収量を引き下げ続け、2000年半ば以降は品質を高め続けている。除梗は100%、新樽率は40%-70%。樽業者は4社を利用している。
ロベールシュヴィヨンはニュイ サン ジョルジュに拠点を置く老舗ドメーヌで、1977年からネゴシアンに販売していた葡萄を全てドメーヌ元詰に切り替えています。
リュットレゾネ、ヴァンダンジュヴェールトによる収量制限、80-100%の除梗を行い、低温浸漬は行わない。一級の新樽率は30%と低め。ノンフィルターで瓶詰め。


生産者: ジャン グリヴォ
銘柄: ニュイ サン ジョルジュ レ シャルモワ 2005

約8000円、WA87-88pt
色調は濃いルビー、粘性は高い。
燻製肉、ローストした樫やシナモン、シャンピニオンや過ぎた抽出を行った紅茶。そしてダークチェリーやブルーベリーの黒い果実味が主体となる。スミレ、ドライハーブの様な香り。グローヴや
黒系果実の瑞々しさを垣間見せるが、基本的には非常に力強いボディのワイン。タンニンは充実しているし、酸も力強い。
村名としては十分に及第点となる、良き村名ワイン。


生産者: ロベール シュヴィヨン
銘柄: ニュイ サン ジョルジュ プルミエクリュ レ ロンシエール 2010

約7000円、WA90-91pt
色調は赤みの強いルビー、粘性は高い。どこかヴォギュエっぽいタッチの味わいがする。
スミレや薔薇の香りが強い。アメリカンチェリー、フランボワーズの深く濃い果実味。グロセイユなど基本的には赤い果実の味わいを感じる。やや茎や若葉、土の香りも感じる。甘やかなシロップ、なめし革、松、後追いで強烈な甘みが来る。樹皮、シナモン、グローヴ、甘草など。
酸もタンニンも強いが、とにかく華やかで果皮のエレガンスを強く感じる。スミレの香りが口内に広がる。


村名畑と一級畑の違いもありますが、今回は何よりも新樽率と低温浸漬の有無が大きな違いを産んでいると考えます。方やギ アッカがコンサルタントをしていた時ほどではないにせよ、比較的抽出の強いジャン グリヴォと低温浸漬をそもそも行わないロベールシュヴィヨン。
グリヴォーは抽出が強い事により比較的黒系果実の渋みや煌びやかさ(リッチな感じ)が出ていて、シュヴィヨンはより赤系果実とスミレっぽさが強く出ているような気がします。
これは同じく低温浸漬を行わないヴォギュエや他のガメイなどにも見られる特徴だと思いました。
畑の特徴としては...まあ、いいですかね。比較出来ませんし。
プリュリエやアンリ グーシュのポレ サンジョルジュに挟まれた立地なんで、かなり良い立地ではありますね。土壌も近いでしょう(投げっぱなし)

とりあえず今日の所の整理としては...
1: 古木、収量、日照条件...果実の甘みや凝縮感、タンニンなど
2: 新樽率...ロースト香、樽の甘み、えぐみなど
3: 低温浸漬...果皮成分の違いによる果実の風味の違い。タンニンやリッチさ。
4: 土壌、地層、気温...ミネラル、複雑さ、酸など。
こんな感じかな、と。間違っているかもしれませんが、実体験に基づくレポートなんでそう大きく外してる事は無いかと...今度飲む前に生産者の醸造とかを先に見ておいて答え合わせでもしましょうかねー。

しかしワインエキスパート関係ないのばっかりですねー。ちゃんと勉強しないとな...実はあまりやる気が起きない...

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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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