バローロボーイズの旗手、エリオアルターレの作るネッビオーロ単一畑。

こんにちは。
今日はバローロボーイズの旗手、エリオアルターレのバローロ ヴィネート アルボリーナの双子の兄弟的存在であるランゲ アルボリーナです。

エリオアルターレといえばバローロにブルゴーニュ的な醸造方法を持ち込んだエピソードが有名ですね。
バローロが売れない理由を生産醸造方法に見いだし、先進的なヴァンダンジュヴェールト、抽出の強化、バリック樽、新樽の使用を導入し、伝統的な生産者であった父親と絶縁状態になった...というあれです。
実際に先進的な栽培醸造方法が功を奏して現在のモダンバローロが評価され今に至るということで、バローロを一歩先に進めた偉大な生産者であります。
さて、冒頭に書いたバローロ ヴィネート アルボリーナ、ランゲ アルボリーナの双子の兄弟的存在である、という意味ですが、これは醸造方法に起因するものです。葡萄は同じものを使用しています。生産方法は前述の通り。
バローロ アルボリーナはMLF後に新樽20%、旧樽80%で新樽および旧樽で24ヶ月熟成されるのに対して、ランゲ アルボリーナは100%新樽に移してアルコール発酵とMLFを樽内で行い、そのまま18ヶ月の樽熟成を行うという違いです。
ちなみにランゲアルボリーナは生産量が少なくおよそ2500本~3000本程度。比較的レアなワインと言えます。
今回はモダンなランゲ アルボリーナをレポートします。

さて、いってみましょう。


生産者: エリオ アルターレ
銘柄: ランゲ アルボリーナ 2008
銘柄: ネッビオーロ 100%

WA96pt(2007)、約13000円。
外観は濃いガーネット、粘性は高い。
ネッビオーロらしい塩漬けのバラ、ドライシェリーなどの華やかな香りが主体となる。
そして紫スモモ、カシスのドライフルーツの果実味が重なる。タバコの様なスモーキーなニュアンス、濡れた樹皮、グローヴ、タール、炭焼きなどの厳格で複雑な風味。非常に密度の高いボディ感。
タンニンは強固で酸味も非常に強く、やや近づきにくい印象を受ける。
口内でドライシェリーやカシス、炭焼きの芳醇な味わいが楽しめる。


モダンバローロは若いうちから飲みやすい...はずですが、さすがに2008は若すぎ?
そう簡単に若いうちから飲ませてはくれない様子。
塩っぽく、かなり硬い作りのため、やや神経質で険の立った味わいに感じました。
ただここら辺のニュアンスはガヤのスペルス、ルチアーノサンドローネのカンヌビ ボスキスにも感じたので、樽をしっかり利かせている偉大なバローロとしては特徴的なニュアンスなのかも知れません。
あと生産醸造方法を見ると新樽100%とありますが、バリック樽の為か、かなりロースト香と共に苦みが若干付加されている部分も気になりました。

ただし、やはり流石に葡萄の品質がすこぶる良いですね。
前回レビューしたヴァレンティーニのモンテプルチアーノ ダブルッツオと同様果実味の力強さ、そして果皮の華やかさ。こちらも熟成のポテンシャルは相当高いと思います。
本当はバローロと一緒に飲んで違いを検証してみたかったですが、そんな贅沢な事は中々できないですね笑


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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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