気鋭の生産者2種テイスティング(ヴォーヌロマネ1er、区画名付き村名ムルソー)

こんにちは。
ジャングリヴォーとアルヌーアントをテイスティングしました。

生産者:ジャングリヴォー
名称:ヴォーヌロマネプルミエクリュ レ ルージュ 2008
品種:ピノノワール

価格は11000円。パーカーポイントは86-88点。
ヴォーヌロマネの期待の生産者の今ひとつ盛り上がらない一級畑。しかしながら非常に上品でプティエシェゾーといった風体。
透明度の高い明るいルビー、粘性は中庸。弾ける様なダークチェリー、フランボワーズの果実味が主軸となり黒胡椒や薔薇、スミレの花の香りが続く。オリエンタルなインセンス、白檀、錆びた鉄釘、アニスのニュアンスがある。赤い酸味のある果実の香りが特徴的で緻密な造りながら華やかで可愛らしい出来。上品でアセロラのような爽やかで嫌味の無い酸が感じられる。極めてヴォーヌロマネらしい造りだがピュアな果実味がシャンボールミュジニーも想起させる。

生産者:アルノー アント
名称:ムルソー レ プティ シャロン 2005
品種:シャルドネ

価格は15800円、パーカーポイントは92-93点。
ムルソーの次世代スーパースター、アルノーアントの村名区画ムルソー。やや浮遊物がある澄んだ黄金色。粘性はやや高い。ややリースリングっぽいニュアンス。
骨格としてはキッチリムルソーしていて、パイナップルや洋梨のニュアンスがあるものの、よりミネラリーで酸味が強く、灯油っぽさや白い花、ドライハーブやハチミツのニュアンス。バニラの樽香がある。非常に複雑な構成を持つクリーミーさを捨てたムルソーと言った風体。
どちらかというとピュリニーよりの花の香りを強く感じる。酸味も強く硬質的なテクスチャがあり密度の高い要素を感じられる。分厚いクリーミーなムルソーとは一線を画す哲学的で難解なムルソー。

アルノーアントは未体験領域だった。全く知らない生産者だったが、あまりの凝縮度とムルソー離れしたミネラル、強固な骨格にかなりぶっ飛んだ。

しかしアルヌーアントにせよジャングリヴォにせよ、近年評価が高まっていて価格が急激に高騰中。村名区画ワインですら万券を免れない。実際価格に見合ったクオリティではあるものの、やはりフルボトルで10000円を超える価格になると、とてもじゃないがボトルで購入する気は無くなるな。
こういうのが2000円から3000円の間で買えたら毎日本当に幸せになれると思う。
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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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