燦然たる特級リシュブール。脅威の規模感とエレガンスを味わう。

こんばんわ。
今日は若干24歳(!)の美形の3代目、シャルル ヴァン カネット率いるアラン ユドロ ノエラのリシュブールです。

アラン ユドロ ノエラは1964年に祖父アランユドロが起こしたドメーヌ。シャンボールミュジニーの家系ですが、ジャン ジャック コンフュロンとも類縁関係にあり、珠玉の特級、一級畑をほゆうしています。非常に評価の高いドメーヌです。
栽培は場合によってビオを使用する場合もありますが、リュットレゾネ中心の農法を行っています。
収穫後、除梗はせず、10日間の低温浸漬、アルコール発酵、プレス時に種子によるタンニンの抽出を避けるためバスケットプレスでプレス。
新樽比率は村名20%、一級30-50%、特級60%で12ヶ月-17ヶ月で樽熟成を行う。フラッグシップはリシュブール、ロマネ サン ヴィヴァン、クロ ド ヴージョ。

個人的にこのドメーヌはトップキュヴェはもちろんのこと、とてもACブルゴーニュの品質が高くて、お気に入りの生産者です。シャンボールミュジニーは残念ながら諸事情であまり良い状態で飲めませんでしたので、なんともいえませんが、このリシュブール、化け物です。


生産者: アラン ユドロ ノエラ
銘柄: リシュブール グランクリュ 2010

約38850円、WA93pt(2009)
外観はやや濃いめのルビーで粘性は高い。
樽がかなり効いており、コーヒー豆や五香粉の芳ばしい樽香が強く感じられる。そして果実の凝縮度が半端ない、シロップや花の蜜などの強烈な甘さを放っている。
ダークチェリーやデーツなどの黒系果実の甘露で凝縮した果実味。薔薇やラベンダーの瑞々しい華やかさが主体となり、オリエンタルスパイスやグローヴなどのスパイス。なめし革の香りや、ナツメグ、煙草、樹皮、黒檀などのローステッドな骨太な香りを感じ取ることが出来る。
口に含むと赤系果実の旨味が爆発する。クランベリーや梅しばの様な凄まじい凝縮した旨味。しかしながら酸味やタンニンは穏やかなスタイル。
感動的なリシュブール。この凝縮度と華やかさは否応無くヴォーヌロマネの星と言うべき偉大な畑である事を認識させられる。


基本的に今まで、このリシュブールというブルゴーニュ屈指のグランクリュにおいて失望する様なワインに出会った事はありませんが、やはりアラン ユドロ ノエラのリシュブールも途轍もないワインでした。
果実の豊かさや凝縮度、しっかりとした樽のニュアンス、野性的で骨太なスタイル。でもタンニンや酸は若くしてトゲトゲしくないという。
まさに高貴さというか、そういった印象を強く受けるワインだったと思います。ジャン グリヴォー、モンジャール ミュニュレ、ティボーリジェベレール、DRC、いずれもそういった感じでした。
リシュブールは標高260-280mに位置する母岩は石灰岩、表土は粘土と泥土で構成される土壌です。小区画はレ ヴァロワイユ、レ リシュブールの2区画。
所有者は11名。粘土、泥土を表土としているのでボディは比較的強く、表土が薄い為複雑性に富む土壌です。
生産者別に他の畑を飲むと、明らかにリシュブールはエネルギーに満ちているのがわかるんですね。それでいてフィネスがあるという。
若干ほかの生産者と比べると樽が強めの様な気がしますが、特にそこまで極端ではないですし、恐らく綺麗に長熟するのではないかな、と思います。
あとリシュブールなのにメチャクチャ安い...!


ううむ、リシュブール、生産者ごとに同一ヴィンテージで飲んでみたいなー。

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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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