リジェ ベレール、蠱惑的なエシェゾー

こんにちわ。
いや、リジェベレールのワインはいつ飲んでも本当にいい。村名のクロ ド シャトーから特級まで、押し並べて個性豊かで官能的なワインを産出している。
2000年から元詰を始めた若い生産者だけれども(ただ土地の所有は長い)個人的にはヴォーヌロマネ屈指の生産者だと思っている。
単純に私がこのタイプのファンなだけなのかもしれないけど。
そして、リジェ ベレールの特級エシェゾーである。

生産者: コント リジェベレール
銘柄: エシェゾー 2009

色調は透明感のある黒紫に近いルビー、粘性は中庸。非常に目の詰まった濃密感がある。
やはりリジェベレールのワインは個人的には別格だ。
やはり中華料理のスパイスやオリエンタルなお香の香りが中心を占めるが、この生産者のレスショに比べるとやや控えめ。
代わりにダークチェリーやミルティーユのやや果皮の薄い黒い果実の凝縮感のある果実味、薔薇の花束や腐葉土のニュアンスがやや目立つ格好。
それに鉄分を感じるなめし革、八角、クローヴ、胡椒の複雑なニュアンスが絡み合う。徐々にシナモンの樽香も。指向性の高い芳香。
非常にパワフルだが繊細でミステリアス。ややタニックではあるものの、苦味は無く、酸も穏やか。
恐ろしくエレガントでヴォーヌロマネ原初の官能性がありながら、野性的で男性的な面も見せる夢の様なエシェゾー。

いやいや、やはり素晴らしい。
なんかもう、ホントに素晴らしすぎて溜息しか出ない。
村名クロ ド シャトーにやや近い作りではあるものの、構成要素の多さ、官能性は段違い。
スショやレイニョに比べると果実味は豊かで、陰性のタイプで言うならばプルミエクリュに軍配があがるものの、バランスの良さやキャッチーさでいうならば、万人に好まれるのは圧倒的にエシェゾーだろうか。
だからといってプルミエの方が深いかというとそんな事はなくて、プルミエを踏み台にして、更に果実味を先鋭化した香りと味わい。
故にやや明るくピュアな面が全面に出ているものの、内包するミステリアスやエレガンスは全く失われていない。

ああ、素晴らしいエシェゾーだ。
DRCもジャイエジルも素晴らしかったが、やはりリジェベレールのミステリアスで力強い味わいは私の好みにピッタリ合致する。
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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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