ボルドー グラーヴ、クリスピーで豊満なドメーヌ ド シュヴァリエ ブラン

こんばんわ。
ここのところの更新は殆ど自転車操業状態で行っています。
期末の忙しい時期に毎日更新してるなんて、なにか間違っているような気がしますが、こういうときこそ、現実逃避が必要なのです。

さて、本日は番外編ボルドーの白という事で、ソーテルヌに行きそうになりますが、グラーヴです。
グラーヴの白は基本的にソーヴィニヨンブランとセミヨンのアッセンブラージュによって作られるワインがメインとなりますが、個人的にはソーヴィニヨンブランといえば、やはりロワール。
特にサンセールとかプイィフュメなどを産出するセントル ニヴェルネ地方。ディディエダグノーの強烈なソーヴィニヨンブランの印象がありますが、それ以外も非常に品質が高く安いんですよね。
それに比べるとグラーヴの白は樽を使ったリッチな作りで、高品質である事は間違いないんですが、結構いいお値段するんですよね。その価格なら、ぶっちゃけコート ド ボーヌの村名シャルドネで良いのでは...と。
なので、自発的にはなかなか買ったり飲んだりしないんですが、たまたま機会がありまして、ドメーヌ ド シュヴァリエ ブラン頂きました。

ドメーヌ ド シュヴァリエはグラーヴ特級格付シャトーで赤だけでなく、非常に品質の高い白を産出する事で有名です。ちなみにグラーヴで赤白共に格付扱いのシャトーは、わずか6シャトーのみ(有名どころではブスコーやカルボニュー)。
そしてオーブリオンやド フューザル、スミス オー ラフィットは白に関しては格付け外です。まあ、品質で落ちた訳ではないです。
そんなレアな赤白格付けシャトーであるシュヴァリエ ブランの年間生産数は1000ケース。ボルドーとしては少ないですね。ただ他の地域と比べると特別少なすぎるとは思いませんし、特に手に入りにくい訳ではありません。


収量は37hl/ha、平均樹齢30年で夏季選定は十分に行われ、品質がファーストラベルに満たない葡萄はレスプリ ド シュヴァリエに回される。70%新樽でバトナージュを行いながら発酵、新樽30%で18ヶ月樽熟成を行い瓶詰めを行います。


さて、いってみましょう!


生産者、銘柄: ドメーヌ ド シュヴァリエ ブラン 2005
品種:ソーヴィニヨンブラン70%、セミヨン30%

約11000円、WA95pt
外観は淡いストローイエロー、粘性は低い。
折り目正しいミネラル感。
非常にクリスピーなスタイルのソーヴィニヨンブラン。
若干熟成を経て複雑で傑出したボルドーブランになっている。
バタービスケットやバニラの香ばしさ、パッションフルーツやカリンの濃厚な果実味。塩を振ったヘーゼルナッツやドライハーブ、アスパラガスやシナモンの風味が漂う。
果実味の強さに起因するシロップの様な甘みもあるが、ディディエダグノーのソーヴィニヨンブランほど濃厚さや集中力があるわけでは無い。ただバニラなどの要素を伴う為、決して薄いとは感じない。要素が互いを補いあっている。
酸味は穏やかながら、溌剌とした果実とバターの風味が口の中に広がる。濃厚で心地よい味わい。
もう少し熟成を重ねればより洗練された味わいになるだろう。


さすがにボルドー屈指の白。
やはりさすがの美味さでした!
それにしても驚きなのが、これだけポッテリとしたまろやかさがありながら、ノンマロラクティック発酵だと言う点。恐らく熟成によって酸味が落ち着いているのと、かなり樽を強く効かせている事で、リッチな印象が出ているんだとは思いますが、まさかノンMLFだとは。悔しい!でもk(ry ビクビクン!

プランティエールも豊満でリッチな香りが漂うのですが、こちらの方が樽や甘みを感じますね。収量の低さや新樽比率の高さによるものでしょうか。非常にクリスピーでバタービスケットの様な甘みが特徴的でした。
また、セミヨン比率は30%ですので、やはりどこかソーテルヌの辛口を想起させる味わいだと思います。たとえばイグレックやエール ド リューセックに樽を利かせた様な感じですかね。
お値段はややお高めですが、品質は高いです。

高級感があって、いい感じです。
ボルドー随一の白ワインは伊達ではないと。

ただ、個人的なタイプとしてはこの値段なら高級感より特異性と独特のクセのあるディディエダクノーのピュールサンを買うかな...と。
いや、単純に好みになるんですが。


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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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