モンジャールミュニュレ、凝縮感溢れるエシェゾー VV

こんばんわ。
今日はミュニュレのACブルとエシェゾーです。
ここのワインは個人的にファンで、値段も(ACブルは)お手頃なのでよく飲むのですが、基本的には大きなハズレってないんですよね。ヴォーヌロマネのプティモン、スショ、オルヴォー、特級エシェゾー、特級リシュブール、そしてニュイサンジョルジュのブド。どれも本当にいい。

モンジャールミュニュレはヴォーヌロマネでは伝統のある老舗の大ドメーヌでリュットレゾネを1990年から実践しています。一時期評価を落とした時期もある様ですが、2000年に入ったヴィンテージで致命的にダメなワインには当たったことはありません。樹齢は大体30年から50年で、エシェゾーのVVで70年。グリーンハーヴェストを行い、30hl/haに収量を抑えます。除梗は100%。低温浸浸を4,5日と軽く行い、アルコール発酵は12日程度行われます。圧搾は空気圧で行い、過度のタンニンの抽出は抑えます。新樽比率は一級で30%、特級で100%。22ヶ月熟成後瓶詰めします。


さあ、行きましょう。


生産者: モンジャール ミュニュレ
銘柄: ブルゴーニュ ピノノワール 2010

やや樽を強く感じるが、まさにコレコレと言った形のとても好みのブルゴーニュルージュ。
炒ったコーヒー豆やシナモン、キャラメル、ややタニックなダークチェリーやプラムの黒系の果実味。薔薇や茎、ベニヤ板、グローヴなど。
この甘露な香りに対して酸は非常に強いし、タンニンもややキツイ印象。
バランスで言うと良いとは言い切れないが、千円札2枚で新樽の贅沢な風味を感じ取れるブルゴーニュルージュはそう多くは無いだろう。香りに関しては非常にしっかりと作り込まれている。
この生産者の中で言うとプティモン、オルヴォーではなくスショに最も近い造り。


生産者: モンジャール ミュニュレ
銘柄: エシェゾー グランクリュ ヴィエイユヴィーニュ 2010

約19000円、WA91pt(2006)
瑞々しく、華やかで、伸びやかなエシェゾー。
外観は赤みの強い淡いルビー、粘性は高い。
ラズベリーやアメリカンチェリーの瑞々しく凝縮感のある果実味。
酸味と甘やかさのバランスがよく取れている。バニラや赤い花の蜜、シナモン。控えめにワッフルなどの樽香がある。薔薇のアロマオイルの様な華やかさ。なめし革、やや茎の青っぽい風味、紅茶、リコリス、炭焼きなど。
極めて純粋で雑味の無い綺麗なエシェゾーで、果実味の集中力が半端じゃない。
酸味、タンニンは一本筋か通っており、厳しさは無いが、しっかりした骨格を形作っている。余韻は長い。


いや、もうおみそれしました。
流石にいいです。最高ですエシェゾー。

前回2009年のエシェゾーを飲んだのですが、結構日をあけてしまってるので、違いはあんまりよく覚えていません。テイスティングコメントは今回のヴィエイユヴィーニュとほぼ同じこと言ってるんですが、ラズベリーの所がストロベリーだったりする事から察するに、多分こちらの方か酸味と旨味が強い...凝縮感があるんじゃないかと。
甘みでいうと前回のエシェゾーてすが、多分それは2009年というヴィンテージに起因するんじゃないかと思っています。いや、正直水平しないと、これわかんないですよ。

なので今回は比較は差し置いて、スタイルで考慮すると、シルヴァンカティアールとかフェヴレ。新樽比率は高いんだけど、焼きがソフトだからが、コーヒー豆や五香粉っぽさはあんまりないんですよね。バニラっぽい甘い香りの樽香だなと。やや樽の強いエマニュエル ルジェにも似てるかも。
いかにも除梗100%っぽく香りに雑味がなくて澄んでますね。あと抽出が強すぎる生産者はギラギラとした華やかさがあるんだけど、そこまでいかない、適度な抽出だな、と思いました。低温マセレーション期間は普通なんで、ピジャージュをあまりしてないのかな。
澄んだ果実の甘みがしっかりと際立ったバランスの良いエシェゾーだったと思います。

あとついでにACブルも。
雰囲気は上級キュヴェに良く似ているんですが、果実味の差かもしれないですが、ちょっと抽出がキツイ様な気がします。黒系の風味があります。あと新樽は恐らく使われてないと思うんですが、しっかりとした樽香があるのは1年樽や2年樽を使ってるからかなあ。
甘い香りもありますが、なんか雑で澄んだ甘みではなくちょっとゴリ押し系。色々下級らしい至らなさはあるんですが、1000円台でこれだけのものを出せるってのはホント凄いと思うんで、個人的にはオススメです。
しっかりとしたブルゴーニュルージュです。2009年とか2010年とかホントいいと思いますよ。

そんな感じです。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
ついった
物欲センサー
物欲センサー2
リンク
QRコード
QR