小布施ワイナリー、ドメーヌタカヒコ。北海道と長野のテロワールを示すピノノワール3種


こんばんわ。
本日は日本のピノノワール3種をレポートします。
曽我 彰彦さん率いる小布施ワイナリーと弟の曽我 貴彦さん率いるドメーヌ タカヒコのピノノワールです。

勿論日本のワイナリーを応援したいという贔屓目もあるんですが、そんなの無くてもとても美味しいワインを作ってくれるのでこのワイナリーのワインはついつい買ってしまいます。
ちなみにドメーヌタカヒコのパストゥグランと小布施ワイナリーのメルロー ドゥジェムがセラーにあります。
さて、いつ飲もうか。

さて、例の如くこの生産者の詳細情報は「これでもか!」という位詳しく日本語で書いてありますから是非そちらを読んで頂くとします。

■生産者の詳細な情報はこちら
小布施ワイナリー
栽培醸造責任者: 曽我 彰彦さん
土壌: ソガ ペール エ フィスのピノノワールクレレは隣接する角藤農園の葡萄を使用。地質は不明
栽培: ビオロジック
醸造: 除梗なし、自然酵母にて発酵。
新樽比率、熟成期間、ピジャージュ、キュヴェゾン期間は不明。無濾過、無清張で瓶詰め。

ドメーヌタカヒコ
栽培醸造責任者: 曽我 貴彦さん
土壌: 標高60m、安山岩または火砕岩の母岩の上に風化した礫、砂、粘土。
一年通じて暖かく、降水量も少ない。
栽培: ビオロジック
醸造: 除梗なし。自然酵母にて発酵。キュヴェゾンは26日間(ピジャージュは最低限) 。ヴェスランでプレス後、旧樽で12ヶ月の熟成を行い無濾過、無清張で瓶詰め。

それではいってみましょう。


生産者: 小布施ワイナリー
銘柄: ソッガ ピノノワール クレレ 2011
品種: ピノノワール100%

外観は非常に淡いルビー、粘性は中庸。
生のクランベリーやストロベリーを潰した様な溌剌とした自然な果実味。
若木や若葉や土などの森の様な香り。生肉、紅茶などのニュアンス。ごくわずかにシナモンなど。
酸味は穏やかで、口のなかで綺麗な酸味と旨味が広がっていく。非常に瑞々しいワイン。


生産者: ドメーヌ タカヒコ
銘柄: ヨイチノボリ パストゥグラン 2011
品種: ツヴァイ 65%、ピノノワール 35%

力強さは断然パストゥグラン。
外観は透明度の低い赤みの強い濃いルビー、粘性は高い。
ダークチェリーやクランベリー、ラムネの様な凝縮した果実味。
キュムラと比べると若干濃い印象を受ける。かなり薔薇や茎の強い芳香を感じる。土っぽさ、ドライハーブ、若葉、燻製肉、グローヴ、胡椒などのややスパイシーな雰囲気。シナモンやゴムなど。後味に鉄分。
こちらも酸とタンニンは柔らかく細やかな味わい。瑞々しい。


生産者: ドメーヌ タカヒコ
銘柄: ヨイチノボリ キュムラ ピノノワール 2011
品種: ピノノワール100%

外観は透明度の低い淡いルビー、粘性は中庸。瑞々しく優しい果実味を感じさせるピノノワール。
ストロベリーやラズベリーのフレッシュなジャムの様な果実味。
若葉やフレッシュハーブ、紅茶などの野生の香り。黒檀、ヒノキなどの木のアロマ。燻製肉、コリアンダーなどのスパイシーなニュアンスが感じ取れる。ほんのわずかに八角、五香粉などの香りも。
酸味とタンニンは非常にきめ細やかで瑞々しく軽やか。爽やかなベリーの味わいが広がる。
どこかデュジャックのワインを感じさせるのは全房発酵だからだろうか。
次は是非曽我 貴彦氏の薦める秋頃に飲む事としたい。


3本ともとても良いピノノワールだと思います。煌びやかで過度の華やかさや甘さは無いのですが、非常に端正で近世の取れたピノノワールだと思います。
個人的にとても気に入っているのはドメーヌタカヒコのパストゥグランで、65%のツヴァイゲルトが非常に良い味わいを出していると思います。
普段ちょっと濃いめのピノノワールを好んで飲んでいるので、ツヴァイゲルトのボディや華やかさが、瑞々しいピノノワールの果実味と上手くバランスが取れている様な気がします。
色調を含めこちらの方がよりブルゴーニュのピノノワール的ですね。果皮の華やかさが強く感じられるというか。
最も肌に合う感じがします。

そしてピノノワール単一品種の2種類に関しては、概ね同じ方向を向いている様に感じました。色調から過度の抽出は抑えている感じはしますし、共に全房発酵らしさも感じます。そして何よりもこのフレッシュなジャムの様な瑞々しい果実味!
捉え方によっては落ち着いたデュジャックっぽい。
若干キュムラの方が引き締まっていて液体密度が高い気はしますが、ここは好みの様な気がします。
確か降水量はナガーノより少ないんだったかな? それによるものか?
若干熟度が高い様に感じます。

いずれもとてもよく出来たピノノワールだと思います。
そもそも今国産ワインでそこまでヒドイのに当たった事があまり無いのでレベル自体は高いと思いますが、こういった勢いで業界全体の底上げがなされるといいですね!

応援しています!

ちなみにこれらのワインはオンラインで購入出来ません。購入可能店舗は生産者のホームページに記載されていますので、どうぞ。
ちなみにタカヒコさんのパスグラは入荷当日のラス2の滑り込みでした。
危ねえ...
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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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