【カリフォルニア:1】コングスガード、ドリアンヌを思わせるヴィオニエ&ルーサンヌ

こんばんわ。
さて、万を時してのカリフォルニアレポートです。
今回から4回に渡って、白、ピノノワール、カベルネソーヴィニヨンと迫っていきたいと思います。
さて、最初はコングスガードです。
コングスガードはこのブログでも何回か取り上げていて、フラッグシップの「ザ ジャッジ」、そして「シャルドネ」の3ヴィンテージ、貴重な赤である「シラー」は以前レポートしました。
今回は「ヴィオニエ/ルーサンヌ」。
残りは幻の「カベルネソーヴィニヨン」のみとなります。


コングスガードはナパヴァレーに拠点を置くカルトワイナリー。
主にシャルドネ、シラー、ヴィオニエ、ルーサンヌ、カベルネ ソーヴィニヨンを産出していますが、このワイナリーは何と言ってもシャルドネ。ハドソンヴィンヤード、ハイドヴィンヤード(クローンはオールド ウェンテ クローン)から提供を受けており、グリーンハーヴェストによって収量は一般的なワイナリーの約半分。さらに厳格な選果が行われ、100%ブルゴーニュ産のフレンチオークで22ヶ月熟成される。勿論、無濾過、無清張で瓶詰めされます。フラッグシップはシャルドネを使用したザ ジャッジですが、今回は比較的手の出しやすいヴィオニエ ルーサンヌです。


生産者: コングスガード
銘柄: ヴィオニエ ルーサンヌ 2004

約11500円、WA89pt
外観は濃い黄金色で、粘性は高い。
しっかりとしたミネラル感、塩で炒ったカシューナッツやオイルっぽさが強い。ドライシェリーの様な風味。カリンや洋梨の果実味。
最初はややとっつきにくい印象を受けるが、開き始めると実に見事。杏仁豆腐やシロップ、バニラの甘い香り、ドライハーブや白胡椒などの複雑な香りを放つ。
豊かな酸味があり、口のヨーグルトや柑橘系の味わいが広がる。余韻は長い。ギガルのドリアンヌみたいな味わい。
ヨーグルト味のフルーツキャンディを想起させる。


当然ですが、同生産者のシャルドネに似た所もあり、かつ異なる所も多く見受けられます。
色調はヴィオニエ/ルーサンヌの方が濃く、粘度もややこちらの方が強いと思います。全体的な印象として清涼感のある酸味に満ちた果実味、そしてスパイシーさ。口に含んだ時の柑橘系のアタック。対してシャルドネはより豊満で濃厚な印象を受けました、シロップ、ナッツやバターなどの樽に起因する香りが強く出ている感じ。ムルソー的というか。
それに比べると熟成の仕方や果実味の出方は非常にタイプが似通っていると思います。ドライシェリーや炒った塩ナッツの様な熟成香から一気にシロップやバニラの甘露な果実味が溢れかえる所とかホントそっくりで。サーヴ直後の硬さもそっくり。
ここらへんはコングスガードの作りなのかもしれませんね。

...とまあ色々書きましたけれども、個人的な印象ではシャルドネとヴィオニエ/ルーサンヌはびっくりする様な大きな違いを感じませんでした。
というのは、結局かなり日を開けてしまっているため、味わいの記憶か遠ざかってしまってるんですよね。
テイスティングコメントを元に味わいを探っていってかろうじて違いを捻出できる、そんなレベルです。
全体のぼんやりとした印象では「最初硬くて、あとで思いっきり花開くなあ。」くらいしか認識がないので違いは見出せないのですが、そう考えるとテイスティングコメントをつけていく事って重要だと思いました。

今回のコングスガードもとても良かったです。今度は並行で飲んでみたいですねー。


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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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