【シャンパーニュ:2】まったく、ブラン ド ブランは最高だぜ!なシャンパーニュ2本

こんにちは。
さて、今日はこのブログでは珍しいシャンパーニュ、ブラン ド ブラン縛りです。生産者はRMのロベールモンキュイ、NMからルイナール、シャルル エドシックの3本。

ロベール モンキュイは1890年にアレックスモンキュイがメニル シュール オジェに創設したワイナリー。所謂レコルタン マニピュラン。
クリアさを保つ為、醸造はステンレスタンクで行われる。使用される葡萄はすべて、グランクリュであるメニル シュール オジェ100%。強烈なミネラルと鋭角的な酸を見せるこのシャルドネを最大限に生かすエクストラ ブリュット(ノンドゼ)。

ルイナールは、1729年にベネディクト派修道僧であるドン ルイナールが創設した老舗メゾン。今回のルイナール ブラン ド ブラン NVは伝統的なシャンパーニュの製法で作られており、繊細なコート ド ブラン、パワフルなモンターニュ ド ランスのグランクリュのシャルドネを100%使用。地下のクレイエルで一定の温度を保ちながら、最低3年間、ゆっくりと熟成させてから出荷されます。

シャルル エドシックは、1851年にシャルル カミーユ エドシックが設立したメゾンです。ブラン ド ミレネールはコート ド ブランのグランクリュ、プルミエクリュのシャルドネ100%で造られたブラン・ド・ブラン。 オーク樽は全く使用しない。今回は奇跡的な良年であった1995ヴィンテージを15年以上クレイエルで熟成した後デコルジュマンを行ったブラン ド ブラン。

さて、行ってみましょう。


生産者: ロベール モンキュイ
銘柄: ル メニル シュール オジェ グランクリュ ブラン ド ブラン エクストラ ブリュット NV

約7000円。
外観はストローイエロー、粘性は高い。泡の立ち方は穏やか。
エクストラ ブリュットだけに物凄くシャープな印象を受けるが、香りはブラン ド ブランの豊満さがそのまま感じられる。
しっかりとした硬いミネラル感。
酸味を強く感じさせるパイナップル、摩り下ろした赤りんごのフレッシュな果実味。そしてブリオッシュ、
焼き芋のふくよかな香り。清涼感のある白い花やフレッシュハーブ。
鋭い酸味が感じられ、凄まじくドライ。故に口当たりに柔らかさや甘さは感じられないが、その分旨味は突出して感じられる。余韻も長い。


生産者:ルイナール
銘柄: ルイナール ブラン ド ブラン NV

約10000円、WA89pt
外観は濃いストローイエロー、粘性は高い。
蒸かした薩摩芋の様な甘露な果実味が感じられる。とても豊満でありながらシャルドネのシャープさもちゃんとある。
杏仁豆腐やクリスピーなナッツ、バター、白檀など。
洋梨、熟した赤りんごの様な豊満な風味が感じられる。
口当たりは泡が柔らかく溶けていき、穏やかな白い花や杏仁豆腐の風味が感じられる。素晴らしいシャンパーニュ。


生産者: シャルル エドシック
銘柄: ブラン デ ミレネール 1995

約24000円、WA90pt
外観は明るいストローイエロー、粘性は中庸。キチンとしたミネラル感、泡は生き生きと現れている。
クリスピーな印象を受けるシャンパーニュで蒸かした薩摩芋や熟した赤りんご、アプリコットの分厚い果実味。
ハチミツ、エシレバター、杏仁豆腐、ヨーグルトなど。
滑らかな酸味は心地よく、滑らか。
果実味も豊かでしっかりと熟成を経て甘やかな雰囲気を醸し出している。
豊満なブランドブラン。


やっぱりブラン ド ブランは最高ですね、同じくブラン ド ノワールも好きなのですが、多分混ぜた奴があまり好きでは無いだけかもしれませんね。美味しいものもあるのですが、全体を見渡すとシャンパーニュの単一品種の方が圧倒的に好きなのがわかります。
さて、ロベールモンキュイ。
これがとても掘り出し物で6000円なのにメニルシュールオジェ単一、そしてノンドサージュ。しかも美味い。
香りにシャルドネのふくよかさを感じるものの、全体的に厳し目の酸と強固なミネラル、それを上手く活かしたノンドサージュ。際立った旨味、そして心地よい余韻。テロワールの特徴を活かしたとても優れたシャンパーニュだと思います。かなり口当たりがシャープなので好き嫌いは凄くあると思いますが、好きな人はすごく好きになれるシャンパーニュだと思います。
ルイナールがこれまた安定した作りで、ブラン ド ブランらしい甘露な風味とバターやナッツなどの樽を思わせるふくよかな香りを感じる事ができます。さながらシャンパーニュのピュリニーモンラッシェがごとき味わい。
とてもバランスが良いし果実味が豊かでロベールモンキュイのドライなブラン ド ブランとはまた違った王道ブラン ド ブランといった趣でとてもいい感じだと思いました。
最後、シャルル エドシックのブラン ド ミレネール。
これが誠に優れたブラン ド ブランで突出している。
全体的な印象はブラン ド ブランそのものなんだけど、特筆すべきはミネラル感とオーク樽なしで現れるバターと杏仁豆腐の芳香。樽を思わせるバターや杏仁豆腐の風味が出ているが、これは豊かな酸が熟成を経てマロラクティック発酵が進んだ事によって現れているのではないかな、と思います。なにせオーク樽ではなくステンレスタンク醸造なので。
そのためミネラル感も際立っています。熟成によって酸味は乳酸に転化していますから、より強くミネラル感を感じられるのではないかと思われます。果実味はとても豊か。ミネラル、マロラクティック発酵による柔らかさと豊満さ、良ヴィンテージに裏打ちされた豊かな果実味がとてもバランスよく現れていると感じました。
今まで飲んだブラン ド ブランの中でもかなり突出している様に思えました。すでに20年近くの熟成を経ているとはちょっと考えられない位若いし、今後も楽しみなシャンパーニュです。


たまにシャンパーニュを飲むと、その芳香の華やかさと酸のシャープさに驚かされます。
ミネラル含めて、やはりシャンパーニュはシャンパーニュで他には換えがたいものがあるな、と思う次第です。
何分どれを買っても高いですが、それだけの価値は十分あるのかな、と思います。
時期的に楽しめるシャンパーニュではないですが、根源の旨さというか複雑さは流石だなー。




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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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