【ローヌ:5】コルナス最高の生産者が作るセカンドワイン、ルネッサンスを利く

こんにちは。
ローヌ北部といえばなんといってもエルミタージュとコートロティですが、今日はやや日の当たらない赤の産地のコルナスです。そのコルナスの最高の生産者とも言えるオーギュストクラープのセカンドワイン、ルネッサンスです。


オーギュストクラープは元々ブルゴーニュとローヌのネゴシアンをしていましたが、1968年から元詰販売、1995年以降自社栽培を開始しています。コルナスとしてはトップクラスの生産者。
畑の平均樹齢は60年で、丘の斜面にある格別な立地条件の区画を所有している。
ルネッサンスは平均樹齢20年のシラー100%使用しコンクリートタンクで発酵24ヶ月間1000リットルの古い大樽で熟成させた後卵白で一度澱引き。清張、濾過は行わず瓶詰めします。


生産者: オーギュスト クラープ
銘柄: コルナス ルネッサンス 2007
品種:シラー100%

6000円、WA89-91pt
外観は赤みの強いガーネット、粘性は高い。いかにもローヌのシラーらしい風味。
非常にスパイシーな黒胡椒、漢方の強い香りが感じられる。瑞々しいクランベリー、ブルーベリーの酸味の強い果実味、薔薇やラベンダー、土の風味、ハーブやパストラミハム、トーストの風味。
酸味、旨味がこちらも豊かだが、若いからか、やや荒々しい。密度もしっかりとしているし、口の中に広がるスパイシーさもいい。若干タニックか。


どちらかといえばコートロティっぽいですね。北部ローヌの王道的な作りだと思います。
結構複雑ですね、黒胡椒と漢方の香りが全体の主体となりますが、その中にちゃんとした瑞々しいベリー類や花の香りがあって、持てる要素は多いかも。野性的というよりエレガントな一本ですね。ルネ ロスタンのコートロティみたいな味わい。
それと共に充実した酸味とタンニンがやや荒々しく感じますが、特段バランスが悪いわけではないので熟成によって大分良くなって来るのかなあ、と思います。
新樽っぽさはほとんどありませんね、ちょっと枯れた風味があるくらいで、基本的にはシラー本来の味わいを再現していると感じました。
よく出来たシラーです。価格としては妥当なところでしょうか。

大体パターン分けがなされてきたような気がします。
豊かなカシスや樽の香りを感じさせるエレガントなボルドー的シラー、凝縮感と酸味、甘みを感じさせる新世界的なシラー、そしてスパイシーで瑞々しい果実味のローヌ王道系のシラー。
なかなかどれも個性的で面白いですね。

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
ついった
物欲センサー
物欲センサー2
リンク
QRコード
QR