【シンクさん:1】コラボ記念!二つのレビューから第一楽章を探る

こんにちは、ひとりぼっちのテイスティング勉強会のサラリーマンHです。
いい加減この適当な名前はやめようかなー、と思っています。割とどうでもいいですが!

さて、今回2人のワインブロガーさんにお願いして記事を寄稿してもらいました。今回はシンクさんです。

シンクさんは「オタクDeワイン-シンクのテイスティングノート」というブログを主催されていて、独自の(そして特異な)視点からワインの味わいに切り込んでいます。主に新世界やボルドーにお詳しいので、そちらが好きな方は必見です。
それでは、お願いします。

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ハローハロ~
シンクです!よろしくデス!!

ボルドー、イタリア、カリフォルニアなどで記事を~との事で推参いたしました。
早速何か書こう!とおもったものですが、なかなかどうしようかという具合で結構悩んだのですが、
やっぱりスタートは私はこのワインで始めたいなぁと。


そう、オーパス・ワンですね。
モンダヴィとフィリップ的な意味も込めて!

とはいえ、実は私のほうのブログでも、こちらでもすでにオーパスに関する記事は書かれています。
なので、初回から超変則的なんですが2つの記事の内容からオーパスに再度迫ってみるという事をしてみたいと。

さて、まず私の方の記事はこんな具合に書いています・・・
【シンク記事@2013年3月7日】
私は過去何回かグラスティスティングしており、ヴィンテージは04・06・08・09を飲んでます。
どのヴィンテージでもまとまりが良く味わいの変化が早い印象があります。
呑んだ範囲のヴィンテージだと色はどれも濃い紫。
果実の香りの質が良く少し近づけるとミントっぽさが出ています、口当たりの円やかさはかなりシルキー。
カシスはもちろんのことイチゴっ気が感じられるのは、タッグのフィリップ側の影響を感じさせます。
樽からくるバニラの香りは程よく効いており、抜栓したてはイチゴキャンディーめいた雰囲気です。
このワインはとてもアメリカワインのイメージを作っている部分があり、その最たる部分が抜栓直後からの味の変化の早さ。
だんだんと果実のバランスが良くなっていき、後味にココアとミントの甘やかな味付けが出てきます。
流れるような動きで、余韻もたっぷり。
凄く調律された作り、完璧な美味しさの表現をしてくれます。
このインテリジェンスさこそ、まさにカリフォルニア!ナパワインの底力なのです!
まさに高嶺の花なんですが、故に面白みというか癖を感じないワインではあります。
バランス型すぎ、またフランスとアメリカの両方の良いところを見せてくれるのが中途半端とも。
そういった点が評論家には響かないワインなのかもしれません。

・・・・・・と、まぁ私はこんな感じでした。
次に、こちらのブログでの記事で

【サラリーマンH記事@2012年6月19日】
色調は黒に近いガーネット、粘性は高い。
ボルドーとはかけ離れたアメリカンなボディ。ザ ナパヴァレー的な造り。
ドライプルーンやカシスのジャム、干しぶどうを想起させる強烈な甘やかさ。インクっぽさが残るが、ジャムやキャンデイの様な甘露さ。
ミント、スミレ、ラベンダー、やや鉄釘。強くローストした西洋杉、チョコレートフォンデュ。分厚い豊満なボディ。悪い言い方で言うとスイーツの様に非常にしつこい味わいとも言えるか。果実の集中力が凄まじい。この目の詰まり方はさすが。
凡百のナパと比べて大きく異なるところはボディの濃密度と鼻を抜ける際のミントか。甘いだけではなく複雑な要素も楽しませてくれる。
酸は穏やかだが、タンニンは非常に強い。ただし、その卓抜した甘露さでもって絶妙のバランスを演出している。
2008年も素晴らしかったです。
この濃密感、甘さはボルドーでは出ないし(ボルドーは要素の調和が素晴らしいですね)、新世界全体のフラッグシップ、開拓者とも言える造りは非常に驚くべき部分です。
何度飲んでもキッチリと感動できる造りは素晴らしいと思います。

・・・・・・1年以上の差ですが、こうした具合。
うん、実力差を感じます!!(震え
なお、両者とも基本的には若めの2000年台、特にオーパスが売られメイキングチームが変わってから後のシリーズでのコメントになっています。

さて、こうして見た時に少なすぎる検証幅で見てみると
「共通項」
が結構ハッキリしているのがわかりやすいワインなんですね。
では抽出していくと

色:濃い事は言わずもがな。紫の要素が相当高い。
香り:カシスとキャンディー的な印象が両者でバッティング。カベルネと樽自体の強さを如実に感じさせますね。ただ、どちらも香りに関して「強すぎる」とは感じていません。
味の印象:基本的に明瞭に甘さを感じている節がみられます。タンニンや酸は割りと両者で違った部分がみられるかな~。バランスがいい、というのも同意な模様。そして、アフターにおける「カカオ・チョコレートフォンデュ」「ミントの抜け」というのが最大の特徴ではないかと。ここ、要チェックなのです

色、香りに感じてはそこまで明確にオーパスの個性と言い切れない印象ですが、味わいの特筆点における「チョコのような甘さ」と「それを複雑にするミントアフター」は大事なポイント。
要素から考えると

・飲むタイミングも状況もある程度違う二人がここを抑えている=ヴィンテージがキーではない
・オークヴィルの土壌によるモノ。畑の特性という見解。
・醸造方法によるモノ。各種仕込み方から来る味という見解。

こちらのブログ的には、畑特性に迫るべきかしら?

・立地に関してはブロック分けが明確。その上でトカロンや山脈麓などの「山の下の方」ですね。
・背の低い垣根づくり
・若木と古木は混在しておりコンピュータ管理
・土壌はハッキリとはしていないが、恐らくボルドーに近いモノを選択している。

果実の強さはこの辺りの「日射の良さ」が最たる原因かな?

続いて醸造方法で見ていくと
・グラビティーフロー採用
・手摘みだが、選果は「機械」か「人の手」かが大きく情報源によって異なる
・フレンチオーク新樽100%で概ね18ヶ月の樽熟成と3年程度の瓶内熟成により出荷
・スキンコンタクトは長め(これも割りと抽象的)

キャンディー要素はフレンチオークでの熟成が1年半程度にしてある部分でしょう。
飲みやすさは何となくグラビティーフロー効果かなぁ?

と、言った具合でひとまず。
見れば見るほど「お金がかかっているなぁ」という印象です。
ブロック分け、グラビティーフローが出来る設備、フレンチオークを大量に並べられる場所……それをナパでやっている、というのがスゴイなぁ。
故に高くなるものの、その一部を他国や無名ワインがやると安く美味しいのが飲めるのかな?とも思えます。

第一回から変則的かつ長い記事になりました。
次回登場の際は上のモデルのようなティスティング記事になるかなーって。

値段がまたまたあがっているオーパス・ワン、1万円台ぐらいで05~が手に入れば安いみたいな世界観は「アレ」ですけど、お試しない方はぜひチャレンジしてみてくださいませ。
なんとなーく、ティスティング記事の雰囲気がわかるかも~



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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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