【ブルゴーニュ:40】袖モノの優劣もはっきりと。ブルゴーニュ ルージュ テイスティング

こんにちは。
今日は合間合間で飲んでいたACブルゴーニュまとめです。本当はブシャールのコトー ド モワンヌ 2011の赤白もやろうかと思ってたのですが、すっかりコメントを取るのを忘れていました。

そんな訳でウージェーヌ ルブルトンとドニモルテのブル赤だけですはい。

ではいってみましょう。

ドメーヌ ドニ モルテは93年から類を見ないほどの豪華さと重量感のあるジュヴレシャンベルタンで評判を上げた。
しかしながら故ドニモルテ本人はフィネスとエレガンスを追及したかった様で、現在ドメーヌの指揮を執る息子のアルノーモルテはそうした父親の意思を受け継ぎ、エレガントな方向性を追及しています。
そのため一時期の豪華さ、重量感はやや落ち着いているみたいですね。
栽培は有機農法、1万本/haの密植、グリーンハーヴェストによる収量制限を行う。
樹齢はACジュヴレシャンベルタン 20~50年、一級シャンポー 80年の古木を使用。
酸が落ちない様に早めの収穫を行い、補糖でアルコール度数の強化を行う。
除梗100%、ACジュヴレシャンベルタン新樽率50%、プルミエクリュ以上は恐らく100%?(ソースはないです。)
フラッグシップは特級シャンベルタン、特級クロ ヴージョ。

ウジェーヌ ルブルトンはブルゴーニュの大手ネゴシアンとのことですが、あまりよく知りませんし、あまり情報もありませんでした。


生産者:ウージェーヌ ルブルトン
銘柄:ブルゴーニュ オート コート ド ボーヌ 2010

1300円。
外観はやや濃いめのルビー、粘性は中庸。
これといって特筆すべき部分が無いピノノワール。...ではあるものの酸味がやや目立っているが堅実な作りと言える。
ブラックベリーやダークチェリーなどの黒系の果実味。若干の炭焼きの様な香りやなめし革の風味が主体。
意外とコリアンダーや茎、クローヴなどのスパイシーな風味が出ている事から除梗比率は100%ではなさそう。
溶剤やわずかにスミレの香りが感じられる。
やや酸味が過剰で青い感じがする。タンニンはその点穏やか。口の中でなめし革ややや未熟な黒系果実の風味が広がる。野性的でスパイシーなスタイルのブルゴーニュだ。
価格対比でいうと優れたコストパフォーマンスだと思う。

生産者:ドニ モルテ
銘柄: ブルゴーニュ ピノノワール キュヴェ ド ノーブル スーシュ 2011

5000円。
外観は濃いルビーで粘性は高い。
極めてレベルの高いブルゴーニュルージュ。やや冷たいニュアンスがありながらも、甘露さも果皮の華やかさもしっかりと包含している。とてもACブルゴーニュとは思えない質感としっかりした果実の味わいが感じられます。
ブラックベリーやプラムの厚めの果皮を含んだ果実味、鉄やなめし革などの野生的な風味、コーヒーやワッフル、黒砂糖の様な樽の効いたニュアンス、薔薇や濡れた葉、グローヴなどの要素も感じられる。
タンニンや酸はまだ際立っているものの、質感は非常に良く、果皮の心地よい旨味が口内で広がって行く。
ACブルにして贅沢に樽を効かせていて、かつ果実が樽に負けていない。ドニモルテらしい作りをしている。


どっちが素晴らしいかって言ったら、間違いなくドニモルテなんだけど、何分高いんですよね...レジオナルで5000円台ってちょっと前なら村名買えていたやんけ...という。
まあ、どの生産者も(特にスター生産者のは)2011年は高かったので、特別ドニモルテだけ、という訳ではないのですが。
スタイルとしてはいかにもジュヴレシャンベルタンしている感じ。
ウージェーヌルブルトンは望んで手に入れたものではなく、全く期待していなかったんだけど、意外と堅実ないい出来だったと思う。1000円台のブルゴーニュとしては割と良く出来ていると思います。2010年の恩恵かもしれませんが。
2010年はどのレジオナルもそれなりに果実味豊かでいいのに、2011年の袖ものは結構厳しいなあ...うーん。

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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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