【カリフォルニア:11】コストパフォーマンス抜群のカリフォルニアの赤と泡

こんにちは。
本日はカリフォルニアのお得な赤と泡をレポートします。最近グランヴァンが無いのは単純に時間が無いのと気分が乗らないのと機会が無いだけです。はい。ただその代わり日本酒はここのところ、かなり飲み込んでいるので後日レポートしますね。

話をカリフォルニアに戻しますが、いくら一部のカルトワインが高騰しているとはいえ、お買い得なワイン、まだまだ眠っていますね。今回の2本も群を抜いたカベルネとスパークリングだったと思います。
まあ、眠っているというには、あまりにも有名な生産者なのですが。こういう大きな生産者が安くて高品質なワインを大量に作ってくれると、大変ワイン市場の活性化につながると思うのですよ。

今回はJ.ローアーのカベルネとフランシスコッポラの泡です。

Jローアーといえば、何といっても安くて美味いワインを作る事で有名ですね、特にペインターブリッジは非常に高品質なボルドー品種を安価で世に送り出しています。今回はセブンオークスヴィンヤードから取れる葡萄を使用した単一畑のものです。葡萄の木は自根の(そもそもの木がフィロキセラに強いアメリカ産のクローンかもしれませんので、ヴィーニュフランセーズではないかもしれません)葡萄樹が植わっております。樽熟期間はアメリカンオークで12~14ヶ月。

次はフランシス コッポラ。フランシス コッポラといえば映画監督ですが、ワインメーカーとしても有名です。彼の運営するルビコン エステートでは高品質なボルドーブレンドを作り出しています。
今回はフランシス コッポラの息女であるソフィアの結婚を記念して作られたスパークリング。冷涼なモントレーカウンティで作られた白葡萄のみで醸されています。

さて、では行ってみましょう。


生産者:J.ローアー
銘柄:セブンオーク カベルネソーヴィニヨン 2011
品種: カベルネ ソーヴィニヨン80%、プティシラー9%、プティヴェルト5%、メルロー2.5%、シラー2.5%、カベルネフラン1%
品種:

1200円。
価格帯としては突出して素晴らしいカベルネソーヴィニヨン。ニューワールドというより2010年の過熟したボルドーの様な印象を受ける。タンニンなどの重さに寄らず、しっかりとした酸味があり、エレガントなタッチだ。
外観は中庸なガーネットで、粘性は高い。
まず鼻腔を刺激するのが、豊かな西洋杉とハーブの香り、そして溶剤やスミレ。煮詰めたダークチェリーやカシスなどの酸味を伴う果実味だ。非常にボルドー的なであると思う。ややスモーキーで土の香りなども。燻製肉、シナモン、クローヴなど。
アタックはタンニンより酸味が際立っている。この酸味はまるでシラーのようだ。口に含むと瑞々しいブラックベリーの風味と煮詰めたような甘さがある。タンニンはとても柔らかいので熟成こそしないだろうが、今飲むワインとしてはとてもクオリティが高いと思う。


生産者: フランシス コッポラ
銘柄: ソフィア ブラン ド ブラン 2011
品種: ピノ ブラン 70%、ソーヴィニヨン ブラン20%、マスカット10%

約3500円、
外観は透明に近いストローイエロー、粘性は低い。例えるならばスパークリングサンセールと言った感じ。フォキシーフレーヴァーが無いから、むしろスパークリングヴィオニエかな?
ミネラル感豊かでフレッシュハーブやレモン、青リンゴの様な爽やかな果実味。ただ青っぽい訳では無く、ちゃんと熟した様な核種系の蜜の香り、焦がしバター、茹でたホワイトアスパラガスのニュアンスが感じられる。
爽やかな柑橘系の果実や青リンゴを想起させる酸味があり、清涼感が感じられる。きめ細やかで綺麗に広がる酸が魅力的だ。


さて、先ずはJ.ローアー。
ここはピノノワールも素晴らしく美味しかったのですが、カベルネも相当いいです。
スタイルで言うなら2010年のボルドーのカベルネといった感じ。新世界程過熟している訳ではなく、ボルドーほどエレガントではない。そしてカベルネ、メルロ、フラン、プチベルだけでは絶対に出ない、プティシラーに所以する瑞々しい酸味。豊かな西洋杉とハーブの香り、そ煮詰めたダークチェリーやカシスなどの酸味を伴う果実味だ。
一般的なカベルネ主体のワインの様に低い重心に構えたタニックな味わいではなく、より酸味によって広域に伸びるワイン。
現状十分にバランスが取れており、タンニンも丸いので熟成こそしないと思いますが、今飲んで最高に美味いカベルネです。デイリーはこうであるべき、という良い見本だと思いまする。

次はフランシス コッポラ。
さながらスパークリング サンセール。清涼感のある青リンゴや柑橘、フレッシュハーブの爽やかなニュアンスと酸味。そしてゆっくりと現れる核種系の蜜やアスパラの香り。
ロワールの風を感じさせるスパークリング。
ピノ ブラン主体でありながら、ソーヴィニヨンブランのニュアンスがとても綺麗に出てますね。柑橘とハーブのアロマティックな風味とともに青くシャープな酸が前に出やすいソーヴィニヨンブランの土台をピノブランで補助している。かなりいいバランスですね。
マスカットも瑞々しさに一役買っています。

今回赤と泡、全く関連性が無いので比較とかはありません。
ただ単品で見ても、これだけのクオリティをこの値段で、ちゃんと探しさえすれば見つけることが出来るのですから、凄い事ですよねえ。

特にJ.ローアーはとてもお買い得です!


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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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