こんにちは、HKOです。
今日はワインではなくシードルです。
ご存知の通りシードルはフランス ブルターニュ地方、ノルマンディー地方の伝統的なリンゴ酒で、よくガレットと一緒に供されます。
私もパリに行った時にガレットと一緒に楽しみましたが、なかなか複雑なコクがあって美味しいと感じました。
今回は一般的に酒屋で手に入りやすいシードルであるセリエ アソシエ社のスタンダードとビオを飲み比べてみました。
両方ともブルターニュ産のりんご100%、単一年で仕込みをしています。製造方法はワインとほぼ変わらず、収穫、圧搾、搾汁、澱引き、発酵、瓶詰めの工程を経ています。
生産者: セリエ アソシエ
銘柄: シードル ヴァル ド ランス クリュ ブルトンアルコール度数:5%

外観はベーシックなクリュ ブルトンの方が色が濃い。外観は濁ったメイプル色。
濃厚なリンゴ、シナモン、西洋杉。西洋杉は樽の香りかな?濡れた木の風味。
やや軽めの泡が感じられる。ビオより泡が柔らかい。熟したリンゴの余韻が残る。
生産者: セリエ アソシエ
銘柄:シードル ヴァル ド ランス オーガニック
アルコール度数:4%

オーガニックの方が幾分か淡い色調で外観は濁った琥珀色。
より瑞々しいリンゴ、シナモン、シロップ
クセは強いが、甘みは強いと思う。スパイシー。瑞々しい味わい。
やや軽めのきめ細かい泡が感じられる。
よりスタンダードの方が樽の風味が感じられます。対してビオの方は樽は穏やかでありながら、スパイシーできめ細かい味わいが感じられます。
発酵に起因する要素だと思いますが、シナモンの風味がなかなかいいですね。
ワインの様に洗練された味わいとは決して言い難いのですけれども、より牧歌的で自然な味わいが感じられます。
伝統的な製法を守っているからでしょうね。アルコール度数が低くブリュットといえど甘みも感じられるので、誰しもが飲んで美味しいといえる味わいではないでしょうか。
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