【シャンパーニュ:13】ピエール カロのクロ ジャカン、アンリジローのラタフィアを利く

こんにちは、HKOです。
本日はシャンパーニュ地方の2種類のワインです(1本は泡ではありません)。

ピエール カロは1985年に設立されたアヴィーズに拠点を置くレコルタンマニピュラン。それまでは基本的にメゾンにブドウを販売しており、現在でもボランジェにもブドウを提供しています。アヴィーズ、クラマン、シュイイ、グローヴに合計7.25haを所有し、うち4ha程度がドメーヌ本詰。生産量は4万本程度。フラッグシップは0.07haの単一畑、樹齢40年の古木を使用したクロ ジャカン、年間生産量は800本。
栽培はリュット レゾネを実践。畑での作業はすべて手作業で行われ,収穫も当然手摘みで行われる。シュールリーの状態で、12ヶ月間木製発酵槽で熟成とMLF。その後,瓶内二次発酵。32ヶ月熟成。デコルジュは2013年9月。単一年(2009年)90%とリザーヴワイン10%のアッサンブラージュ。

アンリ ジローはアイ村に拠点を置くネゴシアンマニピュラン。フランソワ エマールによって1625年設立されました。
以前から非常に高い評価を受けていたNMですが、ここのところ日本向けにも解禁されたようで、たまに見かけるようになりました。
アンリジローはシャンパーニュだけでなくラタフィアも作っています。ラタフィアはブランデーを添加したフォーティファイドワイン。アイの自社畑から採れたピノノワール、シャルドネのみを使用し毎年継ぎ足しながら熟成させるソレラ方式を実施しています。

では、いってみましょう。


生産者: アンリ ジロー
銘柄: ラタフィア ド シャンパーニュ NV
品種: ピノノワール70%、シャルドネ30%

約5000円
外観は濃い目のストローイエロー、粘性は高い。
豊かなロースト香がありカラメルや糖蜜、バター、バニラと共に、華やかなブランデー、ドライグレープ、ドライマンゴーの果実味。そして濡れた木材などの熟成したニュアンス。
アタックは力強く、酸も豊か。
甘口らしい濃厚で力強いボディがあり、ブランデーと甘露な干し葡萄やバニラのアフターが残る。ブランデーの要素が強い。


生産者: ピエール カロ
銘柄: クロ ジャカン アヴィーズ グランクリュ ブラン ド ブラン NV
品種: シャルドネ100%

約17000円
外観はストローイエロー、粘性は柔らかい。泡は柔らかく立ち上っている。
酸化的な要素は無く、強烈なミネラル感があり、旨味に満ちている。カシューナッツやバターの風味とカリン、赤リンゴの風味が感じられる。味わいとしてはかなり旨味に寄っている。ハチミツの蜜っぽさがあり、白檀、濡れた木、ドライハーブなど。
綺麗な旨みがあり、赤リンゴなどの強烈な旨みがある。酸も豊か。類稀な凝縮感のある味わいでパワフルさを感じさせる。
シャルドネ100%らしい繊細さがありながら力強さもある素晴らしいシャンパーニュだ。


まずラタフィアから。
思った以上にブランデーの要素がしっかりと感じられました。勿論ワインの要素も存在し、絶妙のバランスで双方の豊かな風味を感じる事の出来るラタフィア。
外観は濃い目のストローイエロー、粘性は高い。ブランデーのカラメルや糖蜜などの豊かなロースト香り。そしてワインに起因するバター、バニラ、ドライマンゴーの果実味。そして熟成を感じさせる濡れた木材などの要素。
アタックはアルコール度数が高い為力強く、酸もしっかりと残っています。
ちゃんと大本の要素に併せた味わいがそれぞれ感じられて良いですね。分かりやすい。
ボトルもオシャレだし、使うシーンも多いと思います。結構オススメかも。

次にクロ ジャカン。
ノンヴィンテージですが、いわゆるリザーブワインを沢山使った様な酸化的要素は感じられません。ただ力強いミネラル感と赤リンゴやカリンなどに起因する分厚い旨みが感じられますので、いうほど若々しくないんですが。
厚みからしてかなりパワフルなのでブラン ド ノワールと勘違いしましたが、ブラン ド ブランらしいカシューナッツやバターなどの要素や繊細さもあります。僅かにリザーブワインを感じさせる濡れた木の要素がありますが、ごく僅かです。基本的にそんなに熟成感は感じません。そして旨味と共に酸もかなり豊かだと思います。
タイプとしてはアラン ロベールのスタイルと結構似てると思います。

以上、シャンパーニュ2種類でした!!


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
ついった
物欲センサー
物欲センサー2
リンク
QRコード
QR