【シャンパーニュ: 16】ギィ シャルルマーニュ、メニルシュールオジェの本懐を利く

こんにちは、HKOです。
最近ワインを飲む機会が減っていってます。
まあ今までは飲み過ぎだったので、マイペースで地道に更新していきますね。
今回から3回はシャンパーニュになります。
初回はギィ シャルルマーニュのスタンダードキュヴェ、そしてフラッグシップのメニレジメの2本になります。

ギィ シャルルマーニュは1892年、メニル シュール オジェに創業したSR。現当主はフィリップ シャルルマーニュ。
自身が拠点を置くメニル シュール オジェ(とオジェ)最上の立地から良質なブラン ド ブランを生み出しています。
特にフラッグシップのメニレジメは、メニル シュール オジェ中腹の区画のみから収穫したトップキュヴェになります。
発酵には区画単位の最新鋭の温度管理ステンレスタンクを使用(メニレジメは木製樽)、マロラクティック発酵は行わず60ヶ月の瓶熟成の後にリリースされます。

では、いってみましょう。


生産者: ギィ シャルルマーニュ
銘柄: グランクリュ メニル シュール オジェ NV

品種: シャルドネ100%
6300円、WA89pt
外観は淡いストローイエロー、粘性は中庸で泡は穏やかに立ち上る。
豊かなミネラル感と白い花の風味があり、基本的にミレジムに近い印象だが、ミレジム程の果実味の集中力はなく、ほのかに甘露で柑橘系のシャープさ、ミネラルが感じられる味わい。よく熟した赤リンゴ、白い花やフレッシュハーブ、リコリス。そして僅かなナッツの味わい。MLFに起因する要素はあまり感じられない。
酸味と旨味は極めて豊かで、熟成によって丸みを帯びたミレジムと比較して極めてシャープな印象を受ける。赤リンゴを感じさせる酸味と旨味を伴うアフター。


生産者: ギィ シャルルマーニュ
銘柄: メレジメ ブラン ド ブラン2004
品種: シャルドネ100%

13000円、WA93pt
外観は淡いストローイエロー、粘性は中庸、豊かな泡立ちがある。
豊満な果実味がありながら、ブラン ド ブランらしい清涼感のある華やかな白い花、そして強いミネラルが感じられる。
果実味は豊かだが、舌触りはシャープで、香りと共に内側に凝縮していく様な印象を受ける。グラスの時間経過で極めて甘露に変容していく。
華やかな白い花のニュアンスにに対して、洋梨やマンゴーの甘露な果実味。バニラ、シナモンや焼き栗の要素、ナッツ、フレッシュハーブの要素も感じられる。こちらもMLFに起因する要素はあまり感じられないが、幾分か熟成により丸みを帯びている印象。
旨味は穏やか、酸味はややシャープ。リンゴやレモンのフレッシュな果実のアフターが残る。シャープな口当たりと極めて甘露な香りが感じられる。


全体的な印象としては香りは華やかで繊細、酸と旨味はかなりシャープ、といった感じです。
極めてブラン ド ブラン的な味わいで、マロラクティック発酵に起因するバターリーな風味はあまり感じられないと思います。これがシャープさのポイントですかね。
メニル シュール オジェの特徴であるシャープネス、エッジーさが醸造技術の面からも再現されていると感じました。
まずはスタンダードキュヴェのメニル シュール オジェのノンヴィンテージ。
豊かなミネラル感、白い花やシャープな果実味があり、あまりリザーブワインは使われていない印象です。樽はミネラルやシャープさを崩さない程度に控えめに効いており、スタンダードキュヴェでも、メニル シュール オジェの特徴がしっかりと再現されていると感じました。
次はメニレジメ。メニル シュール オジェの最良の区画から作られたシングルヴィンテージ。こちらもシャープネスを感じますが、極めて果実味の充実度は高く、特に香りにそのリッチな果実味が現れています。また樽はスタンダードキュヴェと比べるとかなり前に出ており、焼き栗の様な要素も感じられます。幾分かの熟成起因の要素もありますが、基本的にはまだまだ若々しい印象を受けるシャンパーニュだと思います。
この華やかでミネラルに満ちた繊細な味わいは、マロラクティック発酵が無いにせよ、極めてブラン ド ブラン的な味わいのシャンパーニュだと思います。果実味が充実しているのも良いですね。
基本的にはノンヴィンテージ、シングルヴィンテージともに自身のポリシーに基づいたエレガントなシャンパーニュになっていると思います。



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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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