【シャンパーニュ:19】ピエール ペテルスの優秀なノンヴィンテージ、メニルシュールオジェを利く

こんにちは、HKOです。
引き続きシャンパーニュです。これで4回連続。まだまだ続きます。でもレコルタンマニピュランはとりあえずこれでおしまいかな。
次回からはネゴシアン マニピュランです。

さて、レコルタンのラストはピエールペテルスのエクストラブリュット グランクリュです。ノンヴィンテージ表記ですか、実情は単一ヴィンテージとの噂。どのヴィンテージかはわかりませんが...リザーブワインっぽさはなかったので、比較的最近の単一ヴィンテージじゃないかと思ってます。

ピエール ペテルスは1840年創業のレコルタンマニピュラン。ドメーヌ本詰めは1929年から始めています。1932年に現在のフラッグシップとなるメニルの小区画レ シェティヨンを取得。現在は17.5haの自社畑を保有しておりヴーヴクリコの元醸造長ジャックペテルスのサポートの元、ロドルフ ペテルスが指揮を取っています。
マスセレクションで選ばれた平均樹齢35年から65年の葡萄の木を使用。栽培はリュットリゾネを実践している。畑で選果を行った後、グラビティフローで自然にプレスされた果汁は10~12°Cで、18~20時間静置しデブルバージュ、10~11°Cで長期間ステンレスタンクでリューディーごとに発酵する。シュールリー状態で定期的にアエレーションを行い6ヶ月熟成。100%マロラクティック発酵の後、リザーブワインを加えて瓶内二次発酵。
使用されるリザーブワインは約30%(勿論NVのみ)、ソレラ方式で良年14ヴィンテージをブレンド。今回のグランクリュは瓶内熟成を32ヶ月行う。
ル メニル シュール オジェ60%、アヴィーズ、クラマン40%を使用。


生産者: ピエール ペテルス
銘柄: キュヴェ エクストラ ブリュット ブラン ド ブラン グランクリュ NV
品種: シャルドネ100%

7500円
外観は淡いストローイエローで粘性は低い。
こちらも極めて甘露で華やかなシャルドネの風味が感じられる。ただかなりミネラル分が強く感じられ、引き締まった印象を受ける。
石灰の様なミネラル、バニラ、ナッツと共に洋梨や熟したリンゴ、穏やかなバターの風味が感じられる。カマンベールやフレッシュハーブの要素も包含。
ミネラル感が強いブラン ド ブランで口当たりはメニル シュール オジェらしく極めてシャープ。香りの甘露さに対して張り詰めた様な酸味が感じられる。繊細だが、芯のあるボディで、ミネラルやリンゴ、柑橘系の余韻が感じられる。


いや、ここに書いてあることが全てではあるのですが。
飲んだ時に、「あれ、ノンヴィンテージなのに、あまり酸化熟成感ないなー、リザーブワインが若いか、それとも比率少ないのかな?」っていう感覚はあって、ちょっと不思議に思いました。リザーブワインを使ったシャンパーニュって酸が若々しいのに複雑な熟成のニュアンスがあるんですが、今回のワインは酸と香り、味わいのバランスがミレジムっぽかったんですよね。
よってかなりいい感じのシャンパーニュでした。
香りはふくよかなのに酸は繊細でシャープ。またそのミネラル感によってかなり引き締まった印象を受けます。マロラクティック発酵による柔らかさは香りのみに反映されている感じ。芯があるエッジーなシャンパーニュです。それでいて甘露な香りとのバランスがなかなかいい。完全ステンレスなのに何故か感じる樽っぽさはよくわかりませんが...
かなりよく出来たシャンパーニュだと思います。ギィシャルルマーニュに近いかも。


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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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