【スペイン:4】スペイン激安濃厚メンシア、アルガンサのラガール デ ロブラ

こんにちは、HKOです。
今日はスペインのデイリーワインです。

ヴィノス デ アルガンサは15世紀から続くDOピエルソに拠点を置くビクトル ロブラ カレイラス率いるワイナリー。
樹齢40~50年、最長60年にも及ぶメンシアを100%使用。ステンレスタンクで発酵後、オーク樽で18ヶ月の熟成を行います。
ポートフォリオはメンシアを使用したフラビウム、セークロ、エンカント、ラガール デ ロブラなど。
低価格帯のワインを作っています。
今回はラガール デ ロブラを。

では、いってみましょう。

生産者: ヴィノス デ アルガンサ
銘柄: ラガール デ ロブラ プレミウム 2008
品種: メンシア100%
購入店舗: Authority カレッタ汐留

約1000円、WA91pt
外観は濃いガーネット、粘性は高い。
第一印象はよく干したブラックベリーやプルーンの果実味、黒砂糖、トースト。そしてややスモーキーで、ミントなどの風味も感じられる。わずかに胡椒やクローヴなどのスパイス香も。基本的に香りはスペインのグルナッシュの様な...というか熟した果実と大樽に起因する香りが中心になるが、口に含んだ時の酸味は非常に豊かでメンシアらしいと感じられた。タンニンは色調の通りタニックであるが、酸の方が目立つ。

メンシアという事で、少しだけラウル ペレか作るピノノワールが如き味わいを期待していたのですが、流石に全然違いましたね。
より過熟的でやや繊細めのグルナッシュの様な味わいです。
恐らくスペインのテロワール自体が、自然に成熟させると過熟気味になる環境だと思いますが、ラウル ペレスなどはより日照をコントロールし、あの繊細なメンシアを生み出しているのでしょうね。
今回のラガール デ ロブラはそうでは無かった様です。唯一共通点があるとすればスパイシーで一見シラーにも感じられる要素が感じられる点でしょうか。それ以外は同じ品種とは思えないくらい違います。
ただ、単純なスペインのワインとして見るとよく出来ているとは思います。
たとえばドライプルーンや黒胡椒、トーストなど、熟した果実味と樽の香りがしっかりと感じられます。また成熟と共に失われゆく酸味がこの成熟度にして十分に残留しており、パワフルな体躯を形成しています。
1000円でこれは結構半端ない出来なんじゃないでしょうか。コストパフォーマンスは抜群だと思います。

...と同時にこの手のスペインワインは溢れるほどにあるので、ちょっと食傷気味でもあります。新潮流からしてみれば、やや古臭いワインですが、楽しむには十分。ただもう少し個性が欲しかったのは個人的な感想です。


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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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