【日本酒:2】醸し人九平次、純米大吟醸3種「Human」「彼の地」「別誂」を利く

こんにちは、HKOです。
最近よく日本酒を飲みます。ワインがなかなか高くて買えないっていうのと、舌が超えてしまって、なかなか感動できる一本にも出会わなくなってしまったから。
飲み過ぎるのもなかなかに困ったものです。
それに比べて日本酒はまだまだ経験値が低いので、なかなか面白い日本酒か結構出てきています。

そんな中で特に気に入っているのが今回の醸し人九平次です。ラインナップはすべて純米大吟醸。精米歩合で名称を分けています。
そのラインナップの分け方は何処か獺祭を想起させますね。1647年創業の老舗ですが、今代より大幅にラインナップの変更を行っています。
今回は45%のHuman、40%の彼の地、35%の別誂の3本です。




生産者: 萬条酒造
銘柄: 醸し人九平次 Human 純米大吟醸 2013
品種:兵庫県産山田錦100%
精米歩合:45%
アルコール度数:16%

3000円
透明色、粘性は高い。
別誂同様、目の荒い際立った酸味。
旨味を伴う清涼感のある果実感。別誂程ではないが、冷ややかなニュアンスは感じられる。白檀、ヨーグルトやバニラのアロマに続き、桜餅、水飴などの甘露さ。マンゴー、青リンゴの果実味。月桂樹の葉など。
別誂と比べると酸は穏やかで、やや糠香があるが、基本的には純米大吟醸らしく冷たいタッチの味わい。ボディは繊細。含み香も充実しており、価格としてはかなり高い品質だと思う。


生産者: 萬乗醸造
銘柄: 醸し人九平次 純米大吟醸 彼の地 2012
品種:兵庫県産山田錦100%
精米歩合:40%
アルコール度数:16%

3300円
透明色。
どっしりとした山形正宗に比べるとフルーティーかつ繊細な印象を受ける。
純度の高い味わいで、メロンや和梨の甘露なアロマ、金木犀、カッテージチーズの様なアロマが感じられる。
酸味は豊かかつ、しなやかで日本酒の中ではかなり優美に感じられる。


生産者: 萬条酒造
銘柄: 醸し人九平次 純米大吟醸 別誂 2013
品種:兵庫県産山田錦100%
精米歩合:35%
アルコール度数:16%

5000円
透明色かつ粘性は高い。
目の荒い際立った酸味と濃密なフルーティさがある。純吟らしい削ぎ落とした冷ややかさが感じられる。メロンや洋梨や水飴、ショートブレッド、青竹、ダイコンの様なアロマが感じられる。酸味は青リンゴの様な目の荒い酸味、青竹や洋梨の様なアフターが感じられる。ボディは繊細で重厚ではなく、広域に伸びていく様な味わいだ。


コメントにブレがあるのはご愛嬌で。
何しろ素人なもので。

基本的にはHumanから別誂まで飲んでみて思うのが、精米歩合が上がれば上がるほど酸の切れ味や鮮明度が上がってくる、という点です。本醸造や大吟醸を飲むと、その点酸のギザつきというのはなく、より酸がきめ細やかでボディが豊か、やや酸が抑制されている印象があります。
また純米酒や純米吟醸にしても同様で鮮明度は高いのですが、跳ねる様な生き生きした酸は感じられません。

しかるに、Humanより別誂の方が酸の跳ね方は豊かです。そしてクラスを追うごとに、お米を想起させる風味が消えて行きフルーツの様な香りが主体となってきています。
Humanは桜餅の様なアロマがありますが、別誂はそうしたアロマはほぼ消えて、よりピュアな果実感や甘露さが前に出てきている印象を受けました。精米歩合の低いお酒の糠や酒粕の風味を雑味というのであれば、完全に削ぎ落とされた清廉な味わいになっていると思います。
個人的に程よくバランスが取れているのは、彼の地でしょうか。
別誂は香りの立ち方や純粋さが群を抜いて高いですが、旨味の部分はややスポイルされ、酸を感じさせる味わい。彼の地はそういう意味て言うならば別誂ほど洗練されていないのですが、包含する旨味と純米大吟醸らしい豊かな香りが同居していて、なかなか良かったと思います。
思えば獺祭も2割3分より3割9分の方が好きですから、そういう好みなのかもしれません。Humanも美味しいのですが、もう少し洗練されていてもよいかもしれません。

別誂と彼の地はやはり美味いですね。
ワイン好きには結構ハマる味わいだと思います。



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日本酒飲まないけれども、いつも買いに行く
梅酒屋で
彼の地3800円でした
確かパリの三ツ星レストランにも採用されたとかで
牡蠣を食べた後はワインよりも日本酒の方が後味が
良いとグルメ漫画にも揶揄されてました。
でわでわです
プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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