【ブルゴーニュ:66】ジョルジュ ルーミエ、幻のコルトンシャルルマーニュ1994

こんにちは、HKOです。
日本酒祭りがひと段落して、ワインに戻ってきました。
なんだかんだ言ってワイン飲むと落ち着くなあ。イイ...。
今回はジョルジュ ルーミエの貴重な白、コルトンシャルルマーニュ 1994でございます。

ジョルジュルーミエは恐らくブルゴーニュで最も人気がある生産者のうちの一人で、そもそもの生産量が少ない&市場で瞬間蒸発してしまうため滅多に見かけない、見かけてもプレミアがついてべらぼうな金額で取引されている生産者です。化学薬品、化学肥料、除草剤は使用せず、グリーンハーヴェストによる収量制限を行います。
選果台で選別を行ったのちに除梗します。除梗比率はは年によって変わりますが、平準的な年で75%、暑い年で50%程度。発酵槽は2009年より100%ステンレスタンクを使用し、6日程度の低温浸漬を行った後発酵を行う。新樽比率は村名25%、一級40%、特級50%と比較的少ない使用率で16ヶ月熟成の後、無清張、無濾過で瓶詰めされます。
今回は年間生産本数わずか1500本の貴重なコルトンシャルルマーニュの古酒です。


生産者: ジョルジュ ルーミエ
銘柄: コルトン シャルルマーニュ グランクリュ 1994

60000円、WA93pt
外観は濃い黄金色、粘性は中庸。
強烈な厚い旨味、ミネラルの膜が液面を覆っている。塩をふったナッツ、バターの要素。カリン、リンゴなどのやや酸から旨味に転化した味わいがある。わずかな酸化を感じるシェリーの様なアロマや、ペトロールが感じられる。ドライハーブ、白コショウ、甘露なシロップの様な味わい。
徐々に馴染んでくると、バニラやバターの風味がシロップの様な甘露さと結合し、クリームブリュレ一歩手前の様な味わいを放つ。
しかしながら完全に結合するまでは、やや時間がかかりそうだ。
酸味はまだ残っているものの、ボディはかなり柔らかになっており、ともすれば薄さすら感じられる。ただ出汁様の味わいの中で旨味は突出。塩ナッツやシェリーやカリンの果実味のアロマとバニラの余韻が残ってくる。
もう少しで香りは完成形に至りそうな気がする。それまでボディか残ってるかは不明だが...


なかなかシブイ作りのコルトンシャルルマーニュですね。
20年近くに熟成しているのにも関わらず、今だ残る強烈なミネラルの膜、その膜の中に旨味の塊が表出しています。グラス内で馴染む前は樽やマロラクティック発酵の要素が熟成した果実味とミネラルに溶け込み、やや塩っぽさを感じるバターやナッツ、シェリー香に。徐々に果実の甘みが浮き出て樽と乳酸が結合、クリームブリュレ一歩手前の様な甘露さが現れてきます。
これをまだ若いと取るか...これ以上の果実味が表出しないと取るかは微妙ですが、酸の状況を見る限りだと、ややピークは過ぎている様な気もしました。ミネラル感は非常に残留しているのですが。

果実味は熟成香を感じさせつつ甘露さを内包しているので、まだポテンシャルを残していそう。ミネラルも十分あります。
ただ酸がかなり落ち着いているので、どこまで伸びるのかはわかりませんね...

なかなか難解な状態のコルトンシャルルマーニュですね。美味しいっていえば勿論美味しいんですが、もう一声欲しいし、なかなか読み切れないワインですねえ。
若い状態のを飲んでちょっと検証してみたい系のワインです。


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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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