【シャンパーニュ:28】アンリ ジロー、貴重なフュ ド シェーヌ MV ロゼを利く

こんにちは、HKOです。
本日はアンリジローのフュ ド シェーヌ マルチヴィンテージ ロゼです。

アンリ ジローはアイ村に拠点を置くネゴシアンマニピュラン。フランソワ エマールによって1625年設立されました。
以前から非常に高い評価を受けていたNMですが、ここのところ日本向けにも解禁されたようで、たまに見かけるようになりました。
フラッグシップはこのアルゴンヌとフュ ド シェーヌ。共に単一ヴィンテージとなります。(噂ではフュ ド シェーヌは単一からMVになり、2002年以降のミレジメはすべてアルゴンヌになるとか)
アイ村で産出されたブドウは完熟するのを待って全て手摘みし、果汁の圧搾後は低温浸透法が行われ、清澄されて瓶詰めされる。瓶内発酵時に生じた澱は手作業でが取り除かれます。アルゴンヌ産木樽12ヶ月熟成+6年瓶内熟成。今回のマルチ ヴィンテージ ロゼはフュ ド シェーヌに2005年単一年のアイ村のピノノワールの赤ワインをブレンドしたもの。
世界で4000本の貴重な1本です。


では、いってみましょう。


生産者: アンリ ジロー
銘柄: グランクリュ アイ フュ ド シェーヌ マルチヴィンテージ ロゼ NV
品種: ピノノワール70%、シャルドネ30%

35000円。
外観は淡いピンク、粘性は高い。
アンリジローとしてはかなりフレッシュな果実味が特徴的なロゼ。旨みは充実している。
豊かなミネラル感。熟したリンゴやレッドカラント、フレッシュハーブ。僅かなローストしたナッツ、白胡椒、リコリスなど。白檀や木材。エキス感が非常に強く感じられる。いわゆるフュ ド シェーヌの様な樽が強い感じはしない。
酸味は滑らかだが、旨みは非常に充実。フレッシュなハーブやリンゴ、レッドカラントのアフターが残る。しっかりとした核のある、引き締まった凝縮感がある。
強烈な凝縮感を感じる味わいを感じる。


アルゴンヌや通常のフュ ド シェーヌと比べると、かなり若くフレッシュな感じがしますね。例えばアルゴンヌはもっと酸化的な要素があります。これはフュ ド シェーヌと比べてさらに2年間の瓶内熟成を経ている事に起因すると思うのですが、フュ ド シェーヌよりもフレッシュに感じるのはちょっと不思議に感じます。
これは勝手な妄想ですが、40%のリザーブワインの中で2000年代前半が中心に使われていたとすると、2005年のピノノワールが混ざることで全体的な若いヴィンテージの比率が上がるのでは...?と思います。
リザーブワインの年の比率は開示されていないので、果たして本当かはわかりませんが...
少なくともアンリジローのフラッグシップ級としては極めて若々しい味わいを感じます。

もともとピノノワール比率が高く、色付けは赤ワインのアッセンブラージュなので、基本的にはマセラシオンを行っていない、いわゆるシャンパーニュ的な味わいです。
イチゴやレッドカラント的な味わいは控えめで、よりシャンパーニュらしい旨みの充実した果実味が主体です。
色付き程度のアッセンブラージュなのかもしれません。
そしてローストナッツや白檀などのロースト香、白胡椒やフレッシュハーブの様な風味が漂います。
基本的にはフュ ド シェーヌの延長線上にあるワインだとは思います。(フレッシュではありますが)

さすがにアンリ ジローだけあって大変素晴らしいんですけれども35000円か...心情的には他のを選びたい。アルゴンヌの様な特異な味わいを感じるものではありません...
個人的にはコード ノワールでエスプリだけ感じられたら充分かなあ。


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Re: 教えて下さい_(._.)_

ミュジニー100%とは聞いていますが、プルミエクリュなのでその他のプルミエクリュが入っていても何ら不思議ではないんですよね・・・
ご存知かもしれませんが確かミュジニーは名称にも使用されているようにヴィエイユヴィーニュしかありません。なので若木はどうなるのか、というと、きっとすべてプルミエクリュにデクラッセした形なんでしょうね。
村名の部分はわかりません・・・大変申し訳ありません。
ただプルミエクリュとミュジニーはかなり近いと感じました。

アンリジロー

名前が覚えやすいですね☆
プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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