【ボルドー:16】レ フォール ド ラトゥール 2006

こんにちは、HKOです。
本日はシャトー ラトゥールのセカンドラベル、レ フォール ド ラトゥール 2006です。

シャトー ラトゥールはポイヤックに拠点を置くトーチカの様な塔が特徴的な第一級シャトー。現在はフランソワ ピノー氏が指揮を執る。ラトゥールはその品質を安定させる為に約60%がセカンドラベルに回される。1974年に至っては25%のみがグラン ヴァン ド シャトー ラトゥールとなる。また、その偉大なワインが産出がされる畑はメドックにおいて最も歴史が古い畑のうちの一つ。レオヴィルラスカーズに隣接する細かい砂利質で非常に水はけに良い土壌である。今回はセカンドラベル、レ フォールド ラトゥール。
栽培面積は60ha、平均樹齢は35年、収量は40hl/ha程度。
マセラシオンは21日間行なわれ、温度調節機能付きのステンレスタンクで30℃を維持したままアルコール発酵。
新樽を100%使用し20~26ケ月熟成を行なう。清澄は行なうが濾過は行なわない。

生産者: シャトー ラトゥール
銘柄: レ フォール ド ラトゥール 2006

WA92pt
外観は澄んだガーネットで粘性は高い。
重厚で堅牢なファーストラベルと比べると、やはり柔らかく、密度も低めに感じるものの、並の格付けレベルを超える造りであることは間違いない。メドック2級クラスぐらいかな。熟したカシスやブラックベリーの果実味、バニラ。コーヒーや西洋杉、タバコ、乾いた土。甘草や燻製肉などのアロマが感じられる。薔薇やドライハーブなども。
全体的にラトゥールらしいアーシーさがありながらも堅牢になりすぎず、比較的開いた味わい。ジャミーなブラックベリーや西洋杉、土の様なアロマ。重層的な味わいでパワフル。タンニンは充実しており、酸も豊か。球体という訳にはいかないが、ちゃんとボリューム感の感じられる味わいになっている。


個人的に5大シャトーのセカンドの中で、最もファーストラベルに近いエッセンスを持っているのは、このレフォールド ラトゥールだと思います。
勿論凝縮度や密度はファーストには劣るのですが、ファーストに感じられるエッセンスをほぼ持った上で、一回り小さくした様な感じでしょうか。
凝縮した果実味と強い樽香、そしてシャトー特有の乾いた土の様なアーシーさが感じられます。
ちなみに2010年と比べてみると当然既にかなり開き気味ではあるのですが、2元来持っていたであろう果実味はやはり2006年の方が少ない様に感じます。
併せてその他の醸造的な要素は全体的に控えめになっていて印象を崩さないような形になっています。
※ひょっとしたら経年による各要素の溶け込みかもしれませんが。

球体の味わい、とまでは行きませんが、タンニンや酸はこなれている様に感じました。

やはりレ フォール ドは安定して良いですね。
基本的にこのクラスになるとそう悪い事はあまり無い様に思えますが、一般的に最高のヴィンテージとは言い難いヴィンテージでも良くまとまっていると思います。


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Re:

こんにちは。
いつもありがとうございます。
1erCruは飲まれましたでしょうか、是非楽しめると良いですね!
06でもまだまだですねー、若々しいのが好きなら話は違いますが、やはりやや固めだなーと思いました。
プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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