【イタリア:9】ヴェネト、シチリアの赤白を利く

こんにちは、HKOです。
本日はイタリアのシチリアのチェラズォーロ、ヴェネトのガルガーネガです。

【データ】
ニコシアはシチリア エトナ山ほど近くに畑を所有する老舗ワイナリー。 伝統的でありながら、現代的な醸造技術を併用、非常に高いコストパフォーマンスのシチリアワインを造りだしています。

アンジョリーノ マウレはヴェネトに拠点を置く自然派生産者。ラ ビアンカーラとしては1988年が初ヴィンテージ。フラッグシップはサッサイア。イ マシエリはサッサイアのセカンド的な立ち位置。
栽培は 完全ビオディナミ。自家製の純植物性の完熟堆肥を使用。除草剤は使用しない。
収穫した葡萄はプレス後、醗酵の初期段階や1~2日間だけマセレーション。野生酵母で醗酵後、翌年春までステンレスタンクで熟成。ごく少量の二酸化硫黄添加し、ボトリング。


【テイスティングコメント】
生産者: ニコシア
銘柄: チェラズオーロ ディ ヴィットリア 2010
品種: ネロターヴォラ60%、フラッパート40%

約2000円
外観は赤みの強いガーネット、粘性は高い。
溌剌としていながら、イーストや干したダークチェリーやドライプルーンなど果実味、干草、イタリアの土着品種らしい味わい。血液の様な鉄分、スミレ、漢方などのアロマ。クローヴやリコリス、生肉など。
ボリューミーという訳ではなく、適度に洗練された果実味と酸があり、タンニンは柔らかめに感じられる。ネッビオーロとアマローネの合いの子の様な味わい。


生産者: ラ ビアンカーラ
銘柄: マシエリ 2012
品種: ガルガーネガ80%、トレビアーノ20%

約2000円
外観はストローイエロー、粘性は高い。
自然派らしい香り、独特のビオ香。
シードルの様な熟したリンゴやライム、カリンの様な果実味、ハチミツ、白胡椒、フレッシュハーブ。白い花。
酸味は柔らかく、滑らかでリンゴやハーブの余韻が残る。


【所感】
まずニコシアのチェラズォーロ。
新世界の様なフルボディな味わいではなく、イタリアらしいミドル〜フルボディの果実味。イーストやドライプルーンや鉄分などのアロマが感じられる。
古典的なネッビオーロにも近いエッセンスを持ちながら、根本に流れるのはネロターヴォラの乾いて糖度が上がった様な果実味の香りがある。もちろん甘いワインではないが、甘さを想起させるニュアンスは確かにある。また鉄分が極めて高く、引き締まった様な印象を受ける。凝縮度は高くはない。

ビアンカーラのイ マシエリは、いわゆる自然派らしい味わいが前面に出ている。プリューレ ロックほど露骨ではないものの、シードルの様な熟した果実が発酵した様な酵母的なニュアンスが出ている。ハチミツの様な甘露さやフレッシュハーブなどの複雑さも感じられる。
例の如く好き嫌いのあるタイプの味わいだが、このタイプが好きな人にとっては、この価格で買える事はとても喜ばしい事なのではないかと。個人的には普通...あえて買うかと言えば微妙。チェラズォーロも同じ。


【余談】
◼︎イカスミパスタ


◼︎クラテッロ ディ ジベッロ


美味しかった!



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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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