【オーストリア:1】プラーガーの突出したリースリングを頂く。

こんにちは、HKOです。
ようやくワインに戻ってまいりました。
この1~2週間の日本酒蒸留酒漂流を無駄にしてはいけない。でもやっぱりワインはワインで、あまり関係の無い話だとは思います...。
さて今回はプラーガーのヴァックストゥム ボーデンシュタイン リースリングでございます。長いし一生覚えられなさそー。


【データ】
プラーガーはオーストリアのヴァッハウ地域に拠点を置く生産者。現在の醸造責任者は元果樹園芸科学者のトニー ボーデンシュタイン。銘醸畑「リツリング」「ヒンター デア ブルグ」「レーバー」そして自身で開拓した畑「ボーデンシュタイン」含む15haの自社畑を保有しています。作付比率はリースリング70%、グリューナー フェルトリーナー30%。土地の個性をワインに刻み込む様な、テロワールを尊重したワイン作りを基本哲学とし、土地の自然酵母を使用、発酵および熟成はステンレスタンクで行っています。
今回のヴァックストゥム ボーデンシュタインは、標高450mかつ北から冷たい風が吹く冷涼な気候の畑「ボーデンシュタイン」から作られたプラーガーのブラックシップワイン。


【テイスティングコメント】
生産者: プラーガー
銘柄: ヴァックストゥム ボーデンシュタイン リースリング スマラクト 2007

外観は淡いストローイエロー、粘性は高め。
強固なミネラル感があり、表層に強いペトロール香が現れている。グレープフルーツ、白桃、洋梨などのフレッシュさとボリューミーな果実味が同居する。白い花、フレッシュハーブ、ヨーグルトなどの風味を感じられる。
フレッシュな酸味を伴う厚みのあるボディ。ほのかな残糖感。旨味と甘味が充実。
グレープフルーツ、洋梨、ミネラルの余韻が残る。


【所感】
残糖を残しながらも、確かに冷涼なタッチが感じられるリースリングです。
例えばその強固なミネラルや冷涼な柑橘系の果実味、フレッシュハーブのニュアンスは、過熟した果実からは決して現れません。
ただその一方でボディの厚みはしっかりとあり、密度の薄いワインではありません。ローヌのマルサンヌやルーサンヌの様な厚みも持ち合わせています。
極めて完成度の高いリースリングだと思います。



そして酢飯と驚異的なマリアージュ。
寿司を飲み込んだ後に残る酸味と旨み、米の甘みを、リースリングの酸味が引継ぎ、果実味と華やかさが昇華していく。
口の中で混ざって互いの旨さを引き出すわけではなく、UnderWorldのBorn Slippy NuxxのアウトロからStudio ApartmentをLife From The Sunを繋ぐ様な、タイプの異なるアンセムを同じBPMで繋げる様な、寿司から旨みと酸をリレーションにして果実味を繋ぐ。
そんな感じ。

いいですね、機会があればプラーガーを何本か買ってみよう。

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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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