【シャンパーニュ:34】夏頃から飲んだシャンパーニュ3本

こんにちわ、HKOです。
本日はシャンパーニュです。ものすごくベタなヴーヴクリコのローズラベルからBBRのプライベートブランドまで、幅広いラインナップでございます。
今回の最も驚いたのはヴーヴクリコ ローズラベルの品質の高さでしょうか。

【データ】
ヴーヴクリコはルイヴィトン モエ ヘネシー社が保有するシャンパーニュ有数の大規模メゾンです。
1772年にフィリップ・クリコ=ムーリオンがランスに設立し、後の1810年に「ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン」と改名しています。現在の醸造責任者はジャック ペテルス。著名なRMであるピエールペテルスは彼の甥に当たります。フラッグシップはラ グランダム。

ゴッセは1584年にアイ村に設立された老舗極小メゾン。創立者はピエールゴッセ。シャンパーニュでも最も古い歴史を持つメゾンです。
今回のグランレゼルヴはシャルドネ46%、ピノノワール38%、ピノムニエ16%のスタンダードなセパージュのキュヴェで、平均格付98%の特級畑・1級畑の葡萄から作られます。リザーヴワイン比率は平均2年間熟成を13%。一番搾りのみ使用。

ベリーブラザーズ&ラッド1698年に設立された英国最古のワイン・スピリッツ商。ロンドンの地下には300年前から存在する巨大なワインセラーを保有しています。またベリーブラザーズ&ラッドは世界に約300人しか存在しないマスターオブワインの有資格者を8名も属しており、その調達能力は世界最高とも言われています。
今回のル プレステージュはベリーブラザーズ&ラッドのプライベートブランドで、生産は全てマイィ社が行っています。セパージュはピノノワール60%、シャルドネ40%。


【テイスティングコメント】
生産者: ヴーヴクリコ
銘柄: ブリュット ロゼ NV
品種: ピノノワール50%、シャルドネ33%、ピノムニエ17%

約5300円
外観は淡いオレンジに近いピンク色、粘性は低い。
ブリオッシュや、熟したイチゴやチェリー、洋梨の豊かな果実味。シロップの甘露さ。スミレの様な華やかさ。フレッシュハーブ、クローヴやカシューナッツ、バターの風味。わずかになめし革の要素がある。
非常にボリューム感のあるブリオッシュやシロップの様な風味と、瑞々しく官能的な果実味がある。
酸味は柔らかいが、発泡はしっかりとしている。瑞々しい赤系果実の余韻が感じられる。
凄い。ベタだけどよく出来ている!


生産者: ゴッセ
銘柄: グラン レゼルヴ NV
品種: シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエ

約8300円
外観は濃いイエロー、粘性は中庸。
ハツラツとした旨味と酸味が特徴的で酸味と旨味を伴うリンゴやアプリコットの豊かな果実味、乾いた木材、ローストナッツ、フレッシュハーブの要素がある。果実味のフレッシュ感と果実味が際立っている。
酸味は豊かだがえぐりこむ様な切れ味がなく、非常に旨味が凝縮している。


生産者: ベリーブラザーズ アンド ラッド
銘柄: ル プレステージ ミレジム 2006
品種: ピノノワール60%、シャルドネ40%

約12000円
外観は淡いストローイエロー、粘性は高い。
白檀やローストナッツと共に旨味に満ちた熟したリンゴやライチ、パッションフルーツの様な果実味がある。バターやナッツ、ドライハーブや、わずかなバニラの風味、シナモンの様な要素。しっかりとしたミネラル感がある。
若々しく華やかでフレッシュなタイプのシャンパーニュ酸味は十分にあり、適度に落ち着いており、パッションフルーツとハーブの余韻が残る。


【所感】
まずはヴーヴクリコのローズラベル。
スタンダードなキュヴェにはなるのですが、イエローラベルを最初に飲んだ時はそのレベルの高さに結構驚いたものです。
誰が飲んでも美味しいと感じる瑞々しく豊満なスタイル。ブリオッシュやカシューナッツ、赤系小果実、洋梨の豊満な果実味。そしてフレッシュハーブなどの要素。極端に強い酸やミネラルはない為、熟成に向くか未知数だが、開けて飲んですぐに感動できる一本だと思います。一般的に良く飲まれるシャンパーニュのうちの一本ですが、ファンも軽視をしないで飲んでみると良いのでは。素晴らしく安定したシャンパーニュだと思います。
次にゴッセのグランレゼルヴ。
驚く程豊かな酸味と旨味が感じられるシャンパーニュ。若々しいリンゴやアプリコットの様な果実味とほのかに伴う樽香、フレッシュハーブの様な要素がある。甘露であったりトースティーであるかというとそんな事はなく、ドライでシャープな印象。
清涼感のある、例えるならばメニル シュール オジェの様な雰囲気を醸し出している。ミネラルもしっかり存在している。熟成によってどう変化するか未知数ではあるものの、きっと旨味突出型の熟成シャンパーニュになるんじゃないかしら...
最後にBBRのル プレステージュ 2006。
この中ではお値段が張りますが、品質としてはかなり高いと思います。新樽の要素と共に熟したリンゴやライチ、パッションフルーツなどの果実味、完熟と酸味を思わせるハチミツの様な甘露さもあります。
若々しく華やかな味わいで、ミネラルも充実しています。過度のリッチさや豪華さはなく、またミネラルや酸に偏る事がないバランス感覚に満ちたシャンパーニュだと思います。

この3本、夏から秋口にかけて飲んだシャンパーニュですが、やはりシャンパーニュが醸し出すリッチなアトモスフィアは稀有なものだと思います。意外と他のスパークリングだとそういった感じって出ないもんです。




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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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