メドック格付け4種とグラーヴ特級セカンドを巡る。


※3度のワインよりビールが好き!ワインブログにあるまじき発言ですが、画像と本文とは関係ありません。

こんにちは。
本日はボルドー左岸特集。2ヶ月くらい前のもありますが概ね最近のものを中心にしています。僕のブログは概ねブルゴーニュばかり取り扱っているので、ピノ信者と思われますが、まぁその通りではあるんですが、やや違います。

酒は全部好きです。
特にビール。ビール大好き。

それはさておき左岸です。左岸といえばメドック格付け。一級の綺羅星の様なシャトー。僕はラトゥールが一番好きなのですが、あの幸福感はすごいですね。心が満たされていく感覚がわかるワインってそうないよ。
ただ惜しいのはここのところのヴィンテージでボルドーの価格が跳ね上がっている事。2011年は落ち着きそうですが09、10はとてもじゃないですが一介のサラリーマンが頑張っても手が出ない価格。市場動向があれ、心を満たすワインが高額で切り売りされるのは、非常に世知辛いものを感じてしまいますね。


生産者、銘柄: シャトー クレール ミロン2008
産地: ポイヤック
品種: CS 42%, ME 40%, CF 16%, PV 2%

こちらは流石の作り。色は墨の様に黒いガーネットで粘性は高い。ボルドーのメドック5級格付けシャトー。
良く炒った高級なコーヒー豆、インク、ピーマンの香りと共に若々しいカシス、ブラックベリー、鉄釘の香り。先ほどのニュイサンジョルジュと比較するとやや平坦な印象だがボルドーの強烈な重厚さが流石に魅力的だ。アタッキーで強靭なしなやかさがある。ややタニックではあるものの特徴として考えると、流石の出来。ボルドーならではの煌めく様な麗しさがある。


生産者、銘柄: シャトー デュアール ミロン 2009
産地: ポイヤック
品種: CS 70%, ME 30%

メドック格付け4級のシャトー。
紫がかった深いガーネット、中心部は黒に近い。
ジャミーな果実味が特徴的で、カシスのジャムやドライプルーンの様な凝縮した果実味と腐葉土、松の木や西洋杉がメインで、追ってチョコレートやキャラメルの樽香、僅かにシナモンも感じられる。強固な骨格がある。アタッキーながら、流石にかなり上品な造りでタンニンも酸も十分にありながらとげとげしさはない。流石にスーパーセカンドとは並ばないが、凝縮した果実味とガムの様な素直な甘みが非常に心地よい。余韻も非常に長い。


生産者: シャトー ラ ミッション オーブリオン
銘柄: ラ シャペル ド ミッション オーブリオン 2008
産地: ペサックレオニャン
品種: CS 56%, ME 39%, CF 5%

グラーヴ特級格付けラ ミッション オーブリオンのセカンドラベル。
ややパワー不足だけどもグラーヴ グランクリュ クラッセのフィネスは十分に感じられる。意外な事にブルゴーニュ的な花のニュアンスが感じられる。
色調は中心部が黒に近い深いガーネット。主だった要素としてはコーヒー豆やスミレ、甘草の香り、そして後を追う様にカシスやブラックベリーの果実味が。そして一貫して煙草(葉巻)のスモーキーな香りが立ち込める。全体的な印象としては果実味より花やスモーク、スパイスの香りが広がる華美でありながら、ある種の宗教的なイメージがある。品種特性でタニックであるものの基本的にはアタックは弱めで優しいイメージ。重いが丸みのある完成度の高い逸品。


生産者、銘柄: シャトー ブラーヌ カントナック 2009
産地: カントナック(マルゴー)
品種: CS 65%, ME 30%, CF 5%

メドック2級格付けシャトー。しかしさすがにバリ硬!
といっても流石に筋がいいボルドーだよなあ。閉じていながらも華やかで重厚な香り。悪くない。
ボルドーながら全然ヴォルネイよりもキツくない。
色調は黒に近い深いガーネットで粘性は高い。ややインキーでありながら華やかで果実味が高い。
ブラックカラント、ブラックベリーソースの様な濃厚な果実味、ラベンダー、芍薬の花の香りを中心に、炒ったコーヒー豆の香りやキャラメル、コリアンダー、燻製香も。
流石のフィネスのある造りで、香りの重厚さと比較して、かなり軽やかなアタックでシルキーなタンニンと酸がある。甘やかで新世界ほどで無いにせよキャッチーな2級シャトー。
インキーさが消えてくる15分後が本気タイムだな。美味い。


生産者、銘柄: シャトー ピジョン ロングヴィル コンテス ド ラランド 2008
産地: ポイヤック
品種: CS 45%, ME 35%, CF 12%, PV 8%

メドック格付け2級シャトー。一級に匹敵する品質としてスーパーセカンドと呼ばれる銘柄。
粘性が高い、深いガーネット。
ああボルドーだと安心する、特徴的なクレームドカシス、ブラックベリーの果実味と甘いバニラの樽香、スモーキーなタバコや紅茶のニュアンス。心が蕩ける様な甘くてエレガントな香り。全ての要素が渾然一体となった神懸り的なバランス。ボルドーらしいタンニンの収斂性はあるものの酸も柔らかく非常に心地よい造り。この銘柄は本当にいつ飲んでも素晴らしい。いや、たまらんね。 やや、スモークさは強いかもしれない。チョコレートもあり?


ピションはあり得ないくらい美味いんですけど、基本的にはやはり序列通りといった印象の5本です。
基本的にはどれも最初に閉じている印象でしたが、ピションだけは閉じつつも強烈な芳香を放っていた印象。
ボルドーの重厚さは当然持ちつつ、早い段階から華やかに芳香するのは、レベルの高いシャトーに共通する特徴。
2006のムートンもマルゴーもそんな感じ。オーブリオンの2007はちょっと?といった感じでしたが。流石に早すぎたんですかね?

ただこれらの格付けクラスのボルドーはゆっくりと開いていくとはいえ、流石に絶妙と言わざるを得ませんな。
これはこれでゆっくり楽しめていいと思います。飲み会のビールじゃないんだから。
関連記事
スポンサーサイト

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【メドック格付け4種とグラーヴ特級セカンドを巡る。】

※3度のワインよりビールが好き!ワインブログにあるまじき発言ですが、画像と本文とは関係ありません。こんにちは。本日はボルドー左岸特集。2ヶ月くらい前のもありますが概ね最近

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
ついった
物欲センサー
物欲センサー2
リンク
QRコード
QR