【ブルゴーニュ:90】マルクコランが表現する偉大なるモンラッシェ

こんにちは、HKOです。
最近食べ物の話題ばかりでしたが、ワインの話に戻していきたいと思います。
まずはマルクコランの特級モンラッシェです!


【データ】
マルク コランは同名の当主に1970年にサントーバンに設立されたドメーヌ、サントーバンにおいては最も偉大な生産者で、現在は3人の子供が中心になって運営しています。モンラッシェを保有する16の生産者の中の一人。サントーバンとシャサーニュモンラッシェに19haの畑を保有しています。
ブドウ栽培はリュットレゾネ、一部は実験的にビオロジックを導入。
芽掻きでしっかりと収量を切り詰め、選果台を用いて厳密に選果。その後樽にてアルコール発酵。バトナージュはほとんど行わない。プルミエクリュまでは30%新樽で8ヶ月熟成+ステンレスタンク4ヶ月熟成。
モンラッシェのみ100%新樽で18ヶ月熟成。


【テイスティングコメント】
生産者: マルクコラン
銘柄: モンラッシェ グランクリュ 1993

約135000円、WA95-97pt(2009)
外観は黄金色で、粘性は高い。
高密度に凝縮し、その一方で旨味の層の厚さを感じさせる、クリームブリュレ的な部分は控えめで酸化的な旨味の表出が感じられる。
カスタードクリームが入ったフルーツタルト、バニラの濃厚な風味と共に、熟したネクタリンやライチの様な果実味が感じられる。熟成が入り混じる複雑な要素の中に一本線、小石の様なしっかりとしたミネラル感。ハチミツや塩ナッツの香ばしい風味、シナモン、ヨーグルト、白檀など。
高密度の出汁、ごく僅かにシェリーっぽさがある濃密なモンラッシェ。
口に含んでも印象は同じで、良質な出汁やハチミツ、白檀、ネクタリンの様な余韻を残す。酸は潤沢に包含しており、旨味も突出。
ソゼやラギッシュの様な甘露さ、まろやかさではなく、より旨味の表出に重点が置かれたエッジのあるモンラッシェ。


【所感】
個人的にはソゼやマルキ ド ラギッシュの方が好みですが、これまた偉大なモンラッシェだと思います。
カスタードクリーム的な部分がしっかりとありながら、より旨味が表出している。熟成が進んでいる、もしくは酸化的である、とも言えるのですが、極めてカスタードクリーム的な部分と、ネクタリンやライチを思わせる旨味のバランスが良く、フルーツタルトの様な風味を強く感じさせる。
また清廉なミネラル感があり、旨味と甘露に一本筋を通している。その他にも豊満な中に複雑なスパイスの要素が入り混じる。熟成を帯びながら、ボディがしっかりとあり、ブルゴーニュのシャルドネとしてはほぼ最高位クラスにあると思います。(モンラッシェなのだからあたりまえか。)
感動するほどグッと迫ってくるワインです。
ただ僕の好みだと、あと4~5年若いと最高かな、と。


といった感じなんですが、どちらかというと興味を惹かれたのはモンラッシェではなく、マルクコランが拠点を置くサントーバンの一級畑のほう。
かなり沢山もっていますね。サントーバンもかなり良いという話なので、こちらの方も是非試してみたいと思います。




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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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