ラスカーズのセカンド、熟成クロ デュ マルキ


こんにちわ。
こちらはボルドー。レオヴィルラスカーズのセカンドラベル、クロ デュ マルキの1990年と1986年の2種類。
作柄もありますが、結論からいうと1990年はほぼピーク。1986年はまだ生きてるけど年を食い過ぎ。
90年で22歳だから、さすがにボルドーは長熟ですね。ブルゴーニュではこうはいかない。
実際2000年代前半で熟成香がではじめ、90年代後半でピーク、90年代前半で熟成香が支配的になり、80年代で緩やかに落ち気味になるのが個人的な分析結果。ただ畑にもヴィンテージにもよるけど、だいたいそんな感じ。


生産者: シャトー レオヴィル ラスカーズ
銘柄: クロ デュ マルキ 1986

たった4年の差だけども、こちらは流石に薄まった感じがする。というかアタック感が大分落ち込んで旨味成分に転化してきてる。
エッジは完全に煉瓦色だが色合いはまだまだ十分に黒さが残る。粘性は低め。澱は塊がどっさり。
ドライフルーツの様なプルーン、ダークチェリーの甘やかな風味と、やや痛んだ生肉の野生的な香りが中心。タバコ、トリュフ、腐葉土などの熟成香が要素の殆どを占める。甘草、グローヴなどのスパイシーな香りもある。
エレガントで滑らかな液体感。タンニンも酸も全て旨味に切り替わっているような気がする。
もはやパワー感は望むべくもないが、熟成ボルドーがたまらなく好きな人にとっては良い出来なんじゃないかな、と思う。俺は微妙。


生産者: シャトー レオヴィル ラスカーズ
銘柄: クロ デュ マルキ 1990

90年がピークだろうか。華やかで複雑でめっちゃ美味い。
そして断然若々しい造り。86年もそこそこいけたが、1990年は若々しい果実味と熟成の旨味が丁度融合している。ここまで22年、セカンドとはいえ十分に熟成する。
色調は深い煉瓦色、粘性はやや高めで、細かい檻が残っている。
まだまだフルーティでアプリコットやカシスの甘やかな香りが漂う。ややコーヒー、芍薬、ラベンダーの香りのあとに熟成のニュアンスが上がってくる。
より強い土の香り、タバコ、燻製肉のロースト香、甘草、クローヴも。
熟成香が最初から香る1986と比較して、口に入れるまで熟成香は僅かなもの。外面は若く保っているか、中身はちょっと年を取っているってのかなんかアレだな。ロースト香も強い。
タンニンも酸も結構しっかり残っているもののトゲトゲしさはもう無いし、フルーティで旨味は十分。これくらいの方が俺はいいかな。

ちなみに2000年代のクロ デュ マルキも飲んだ事があるけど、あまりにもコメントが古すぎて割愛。
果実の甘みと樽のニュアンスが強くてメチャうま。
レオヴィルラスカーズは言うまでもなく完璧。

ここはセカンドでもファーストでも安定感がすごいよなぁ。
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まとめtyaiました【ラスカーズのセカンド、熟成クロ デュ マルキ】

こんにちわ。こちらはボルドー。レオヴィルラスカーズのセカンドラベル、クロ デュ マルキの1990年と1986年の2種類。作柄もありますが、結論からいうと1990年はほぼピーク。1986年はまだ

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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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