【アルザス・ロワール:8】シノンの熟成カベルネフランを利く

お疲れ様です、HKOです。
本日はロワールの赤の名産地シノンを代表するシャルル ジョゲの古酒です。


【データ】
ドメーヌ シャルル ジョゲは1840年に設立されたシノンを代表する老舗生産者。1960年代半ばからドメーヌ元詰めを始めています。
15ha の所有畑からその区画と樹齢の違いにより5種類のシノンを生産。
栽培の細かな事は分かりませんが、平均樹齢30年、収穫から破砕までの時間を最短にするために、葡萄畑の真ん中に醸造所を置いています。


【テイスティングコメント】
生産者: シャルル ジョケ
銘柄: シノン クロ ド ラ ディオトリ 1999
品種: カベルネフラン100%

約9000円、WA-pt
外観はオレンジを帯びた淡いルビー、粘性は中庸。
極めてエレガントな体躯のカベルネフラン。熟成によってタンニンが完全に小慣れており、果実味の出方はサンテミリオンというより、ボルドーロゼにも似ている。
旨味に満ちたイチゴやフランボワーズの果実味。そしてカベルネフラン種に現れる僅かなシベット、獣香が主体的に感じられる。ドライハーブや濡れた土や木材、ウオッシュチーズの様な個性的な芳香をほのかに内包する。消毒液、ハチミツなどの風味も。
カベルネフランが完全に熟成するとここまでエレガントになるのか。それにしては足が速いが、ロワールの熟度だとこんなものかもしれない。
酸味は柔らかく、タンニンも穏やか。土やイチゴなどの余韻が感じられる。完全に熟成し、出汁の様な芳香が感じられる。


【所感】
周りではかなり評判が良かったようで、実際タンニンが綺麗に落ちたエレガントなカベルネフランになっていました。その一方でウォッシュチーズの様な独特の風味があり、独特のクセみたいのが混じるのが気になりますね。野生的で少し獣香的な風味が出ていると感じました。
液体自体はとてもエレガントなのですが、香りが少し雑多で洗練されているとは少し言いにくい味わいだと思います。
美味さでいうならば十分美味しいと思います。
ただボルドーの様な洗練された古酒とは少し趣が異なると感じました。悪いワインとは決してないです。



関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
ついった
物欲センサー
物欲センサー2
リンク
QRコード
QR