【ブルゴーニュ:95】ブルゴーニュ、1997年の熟成を見る。

こんにちは、HKOです。
今回は安いブルゴーニュルージュの古酒と、名門ボノー デュ マルトレイのコルトン シャルルマーニュです。

行ってみましょう。


【データ】
コルトンシャルルマーニュを語る上でボノーデュマルトレイは外す事は出来ないと思います。まさにコルトンのスペシャリスト。ラインナップは赤はコルトン、白はコルトンシャルルマーニュのみ。
粘土を含まない石灰質土壌、70~80年級の古木、徹底的に収量制限した葡萄で作られるコルトンシャルルマーニュは、アペラシオンの特徴とも言える強靭で硬質なミネラルと、豊富な果実味を併せ持っている。特級としては新樽比率は低く約30%。
ちなみにコルトンシャルルマーニュとして使われている区画はアン シャルルマーニュとル シャルルマーニュを跨ぐリューディのアッセンブラージュ。


【テイスティングコメント】
生産者: シュヴァリエ クレルジェ
銘柄: ブルゴーニュ ピノノワール 1997

外観はやや茶色を帯びた煉瓦色、粘性は中庸。
熟成香主体で、獣香、シイタケ、漬物系の風味が前面に出ている。土や鉄釘や血合いなどの要素。黒オリーブやスモモなどのベリーの果皮成分も残っているが、基本的には熟成ニュアンスが主体となっている。樽の要素、MLFの要素はほぼ感じられない。アルコール香が僅かに際立つ。ややシードルの様な風味も感じられる。
酸、旨味のアタック。熟成によるタンニンの抜け落ちはあまりまだ感じない。酸と旨味の厚みがあるので、まだ熟成しそう。鰹節やベリーの余韻が感じられる。
ワインとしての完成度はさておき、熟成したピノノワールの味わいは十分感じられる。


生産者: ボノー デュ マルトレイ
銘柄: コルトン シャルルマーニュ グランクリュ 1997

19950円、WA89pt
外観は濃いめのストローイエローで粘性は中庸。
蜜蝋やドライハーブ、茹でた野菜や酵母的な香りが感じられる。徐々にハチミツやローストした風味が前に出る。マンゴーやカリンの様な果実味、シロップの様な甘やかさがある。焼き栗、ブリオッシュの様な風味が感じられる。
ミネラルは相当に柔らかくなっており、堅牢さは無い。茹で香から状態は少し怪しいように感じる。
柔らかく目の細かい酸味があり、シトラスやハーブの様な風味、バターなどの余韻が残る。
しっかりとした旨味が残留する。


【所感】
ブルゴーニュルージュから。
もちろん並み居る有名生産者と特級畑は一級畑と比べれば差は一目瞭然であるものの、この価格帯で熟成したブルゴーニュのピノノワールを味わえるのは感謝しかありません。むしろ多くを求めるのは失礼。
個人的に大切なタイミングでは決して飲みませんが、日常で「あっ、何か今日は古酒を飲みたい気分」ってなった時に飲めるものだと思います。(勿論澱は落とす必要はありますが)
次にボノー デュ マルトレイ。
個人的に前回飲んだ時と比べると、少し精彩を欠く印象を受けました。前回頂いた時はもっと果実味と熟成感のバランスが取れていたような気がするんですが。
っていうかこれ...うーん?
甘露さはしっかりあるんですが、この茹で野菜の様な風味がどうしても気になる。

なんか釈然としませんが、こんなものだったでしょうか。

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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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