【ドイツ:5】シュロス フォルラーツ、エラステス ゲヴェックス

こんにちは、HKOです。
本日はドイツワイン、シュロス フォルラーツのリースリング エアステス ゲヴェックスです。


【データ】
シュロス フォルラーツはドイツ ラインガウに1218年に創立された名門ワイナリー。オルツタイルラーゲの内の1つに当たります。(エゴン ミューラーのシャフツホーフベルガーもオルツタイルラーゲです。)
1999年より国立ワイン醸造所のディレクターを務めていたロヴァルト・ヘップ氏が栽培・醸造責任者に就任しています。
今回のラインガウ リースリング エアステス ゲヴェックスは、シュロスフォルラーツの辛口ワインの中でも特級に次ぐ、2番目に位置づけられる単一畑キュヴェ。ANA国際線ファーストクラスの搭載ワインにも選ばれています。
法的にはラインガウ地方にしか施行されていませんが、「エアステス・ゲヴェックス」という一級畑に該当しています。※その上にはグローセス ゲヴェックスがあり、甘口の場合は、その後にトロッケンやアウスレーゼなどが付くみたいです。
日照条件は良く、粘板岩、ローム層、粘土質、黄土が混じり合った土壌。手摘み収穫、選果後に低温を保ったままステンレスタンクでゆっくりと発酵。その後熟成を経て瓶詰めされる。


【テイスティングコメント】
生産者: シュロス フォルラーツ
銘柄: ラインガウ リースリング エアステス ゲヴェックス 2011

約7000円、WA87pt(2008)
外観は淡いストローイエロー、粘性はやや高め。
ドイツのリースリングらしいペトロール香が根底にありつつも、大きく前面に出ているのはライムやライチの様なエキゾチックで清涼感の果実味と花の蜜の様な甘露さ、そしてフレッシュハーブの様なアロマが感じられる。白い花、ムスクやアスパラガスの要素がある。
ミネラル感は芯があり強靭。葡萄本来の味わいが強く感じられ醸造起因の要素はさほど強く出ていない。
切り立った様なドライさがあるが、口に残る毛羽立った酸味はない。フレッシュでフルーティーな余韻が残る。極めてクリーンなリースリング。ただ果実味は充実している。


【所感】
とても豊かな果実味に満ちたクリーンなリースリングだと思います。冷涼地域のリースリングには特に表出しやすいペトロール香は控えめに、よりフレッシュな柑橘系のアロマと濃密な花の蜜の香りが濃厚に香ります。同時に芯の通った強靭なミネラル感も同居。
樽やMLF的な要素はほぼ感じず、リースリング本来の味わいがしっかりと感じられます。
少し香りに甘みを帯びているのがドイツっぽいですね、アルザスのグランヴァンはもっと切り立った様な酸とミネラル感があり堅牢なので。
いい意味ででキャッチーなワインだと思いました。
価格は高いですね。
並み居るドイツのグランヴァンと比べると安価ですが、このクラスのリースリングなら4、5000円であってほしいです。いいワインだとは思います。



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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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