卓抜したスーパータスカン3種


こんばんわ。
今回2回目の投稿です。先日に引き続きイタリア特集行きます。
私にとってイタリアワインといえばアマローネ、バルバレスコ、バローロ、トスカーナのキアンティクラシコ、ブルネッロ ディ モンタルチーノ、そして、スーパートスカーナです。
スーパートスカーナの代名詞といえばサッシカイア。何回かいただく機会がありましたが、回を重ねるごとに魅力を失って行く稀有なワインであります。あくまで個人的に、ですが。


生産者: テヌータ サン グイド
銘柄: サッシカイア 2008
品種: CS 85%, CF 15%

深い光を通さない黒に近いガーネット。粘性は高い。
さすがは銘醸ワインと言ったところだが、若い頃のスーパータスカンは今ひとつ官能性は無いらしい。果皮の厚いブラックベリーやカシスリキュールの果実味、ハーブの香りがあるものの、インクやアスパラガスの香りで閉ざされており、今ひとつ華やかなニュアンスは感じられない。土や葉巻、甘草の香りもあるが、ぐっと閉じている印象。フィネスはあるのだが...タニックでアタッキー。カベルネ主体ならこんなものかとは思うが、香りの閉じ具合を考えると、少し口当たりのざらつきが気になるところではある。ボルドー譲りのがっしりしたボディだから、正直悪くはない。ただ一万円を超えるワインである事を考えると今ひとつであることは間違いはない。ややパン オ ショコラも感じる。オルネライアと比較して好みは別としてサッシカイアの方が高級感はあるが。


生産者: テヌータ デル オルネライア
銘柄: オルネライア 2008
品種: CS 60%, CF 20%, MR 15%, PV 4%

同じく光を通さない黒に近いガーネットで粘性は高い。
カシスリキュール、ドライプルーンの果実味がサッシカイアと比較してより前に出ている印象。しかしながらまだ開いている状況とは言い難くインキーでアスパラガスの香りが支配的となっている。
トーストやシナモン、スミレのニュアンスもあり潜在能力は感じさせるのだが。ずっしりしたボディでメルロー主体、さながら新世界のグランヴァンを想起させる造りだが、実はカベルネ主体。アタッキーで甘やか、タニックだが、サッシカイアと比較すると飲みやすく、シェーファーのヒルサイドセレクトに非常によく似たテクスチャーを持っている。素晴らしい造りだが響くものは少ないなー。


生産者: カステッロ ディ アマ
銘柄: ハイク2009
品種: SG 50%, CF 25%, MR 25%

粘性の高い明るいガーネット。メルロー的なブラックベリーのジャミーなニュアンスと、サンジョベーゼの果皮の厚いダークチェリーのニュアンスがある。豊満で物静かな果実味が特徴的でドライフラワー、煙草、甘草、ゴムの香りが感じられる。ピノノワールによく似たテクスチャーがある。ややタニックで収斂性は高いが丸みのあるタンニンで口当たりは良い。
花の香りはそこそこ強め。

基本的にボルドー系アッセンブラージュがメインで、造り、テクスチャはよく似通っていますが、やや酸味があるのがイタリアっぽいですね。
割と厳しめの感想が多いですが、十分に美味しいですよ。値段は高いですが、その分の価値は概ねあります。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
ついった
物欲センサー
物欲センサー2
リンク
QRコード
QR