【ローヌ:18】熟成を考える(フランス ローヌ地方 マルサンヌ・ルーサンヌ)

こんにちは、HKOです。
本日はジャン ルイ シャーヴのエルミタージュ ブランの古酒です。全くもって素晴らしいマルサンヌ・ルーサンヌでした。


【データ】
ジャン ルイ シャーヴをエルミタージュ最高の生産者と呼ぶ事に異論が出ることは無いでしょう。シャーヴのエルミタージュルージュは9つのリューディから成り(その中にはシャプティエのレルミット、ドゥラスのベッサールも含まれています)基本的に単一畑で醸造することは無いようです。シャーヴの芸術的な所はそれらの個性のブレンド技術に起因するものだと言われています。これらはまさにローヌ北部のトップワインと言って差し支え無いだけに値段も高く、それでも引く手数多なので入手しにくいのが現状です。生産本数は30000本程度、平均樹齢は60年程度。収穫された葡萄は10%新樽で1年間熟成させたのちに、大樽に移し替えさらに18~24ヶ月の熟成をかさねてから瓶詰めし、最低12ヶ月は瓶熟してから出荷されている。
ちなみに最良ヴィンテージのベッサールは100%新樽でひと樽のみ熟成されキュヴェ カトランという名前でリリースされている。
今回のブランは新樽で2年熟成させた後に出荷されるマルサンヌ・ルーサンヌです。



【テイスティングコメント】
生産者: ジャン ルイ シャーヴ
銘柄: エルミタージュ ブラン 1987
品種: マルサンヌ80%、ルーサンヌ20%

約40000円、WA87pt
外観はやや濃いめのストローイエロー、粘性は中庸。
熟成を経て、なお強固なボディ。ナッツを感じさせる出汁系ローヌブレンド。塩を振ったローストナッツ、ドライハーブ、そしてネクタリンや熟した赤リンゴ、ほのかにバタークリーム、カマンベール的な要素もある。白い花や杏仁豆腐のニュアンスもあり複雑。
モカの様なロースト香、濡れた木材の様な風味。徐々にカラメルのような風味も。
ボディは厚みがあり酸、果実味、旨味は充実。わずかに苦味を感じるものの、余韻に至るまでかなり高いレベルを維持していると思う。



【所感】
ジャン ルイ シャーヴのエルミタージュ ブランです。
先ほども記載した通り、素晴らしい古酒でした。
さすがに80年代だけに熟成のニュアンスが支配的です、塩気を感じるローストナッツや木材、モカ、カマンベールの様な香りが感じられます。ただネクタリンや熟したリンゴを思わせる果実味と旨味がしっかりと残っており、樽香が徐々に果実の甘露な風味と絡みつきカラメルの様な風味もあらわれてきます。熟成により様々な要素を受け止め複雑な香りを放っています。
しっかりとボティと厚みがあります。MLFの要素も残ってますね。
このタイミングなのにすごいいいバランスですね...!
ともすれば今が飲み頃かもしれません。
あまりマルサンヌとルーサンヌの熟成はあまり飲んだ事はないのですが、極めて熟成ポテンシャル高いですね。シャーヴだけかもしれませんが...!
強靭だったブラン2009年から見ると、順当な熟成かもしれないですね。



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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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