【ボルドー: 27】平凡なヴィンテージでも圧倒的なプレセンスを見せる、ムートンロートシルト 2011

こんにちは、HKOです。
本日は久々のシャトー ムートン ロートシルトです。
飲む機会は結構あるのですが、そこそこ飲んだ銘柄なので、特段手も出さなかったんですよね。
あと去年まで凄い高かったですから。そんな感じで久々に飲んだのですが...


【データ】
シャトー ムートン ロートシルトはポイヤック村に拠点を置く、メドック第一級シャトー。5大シャトーの中では唯一1973年に格付けの変更を実現させた。現在はその格付け変更を成功させたフィリップ ド ロートシルト男爵の娘であるフィリッピーヌが指揮を執り、パトリック レオン、エルヴェ ベルローと共にこの1級シャトーを牽引している。
毎年変わるアーティスティックなラベルが特徴的なシャトーでコレクターズアイテムにもなっています。
今回はセカンドラベル、プティ ムートン ド ムートン ロートシルト。
栽培面積は78ha、平均樹齢は45年、平均収量は40hl/ha程度。
除梗は100%、完全な果実のみ選定され木製槽で15~25日間、発酵とマセレーションが行なわれる。新樽にて19~22ヶ月熟成。無濾過で瓶詰めが行なわれる。


【テイスティングコメント】
生産者、銘柄: シャトー ムートン ロートシルト 2011
品種: カベルネソーヴィニヨン90%、メルロー7%、カベルネフラン3%

約80000円、WA93-96pt
黒に近いガーネットで粘性は高い。
たっぷりとした豊かな果実味を感じさせる芳香が遠くからも香ってくる。目が細かく緻密で、熟したカシスやブラックベリー、西洋杉やバニラ、カベルネソーヴィニヨンのピーマンやハーブの要素が複雑さをもたらしている。カカオや、少しずつ散りばめられている濡れた土、毛皮、小豆、リコリスなどの要素がある。
マロラクティック発酵の要素が強く、それが熟した果実味と結びついて、えもいわれぬ丸みのある芳香を放っている。少しグリニッシュなのが年の特徴なのかもしれない。
タンニンと酸もきめ細やかで丸みがある。ミルクティーの様なまろやかさと果皮のほのかな苦み、熟したベリー類の余韻が綺麗に残る。香りの立ち方もふくよかさも圧巻。


【所感】
ワインを飲み始めた時の感動みたいなのがググーッと来ました。そんな久しぶりに飲んだムートン ロートシルト。平凡なヴィンテージだが、相変わらず圧倒させられる膂力がありますね。凄い。
少しグリニッシュなのが年の特徴なのかもしれませんが、シャトー ムートン ロートシルトならではの、まろやかで丸みのある充実したタッチは完全に表現されています。
ニューワールドや良年ボルドーの様なツヤツヤしたグリセリン感はないですが、逆にこれこそがボルドーじゃないかと思ってしまいますねー。
そんな感じですごく近づきやすいのに、幾分か複雑さを感じさせるのは、やはり1級シャトーといったところですね。
しかし安く手に入るもんですね...2011年は。
これくらいならギリギリ手を出せそうな気がする。


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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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