Bard Court(バードコート:北千住)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。
※★無しは「普通」です。好きじゃなかったのはそもそも書きません。

こんにちは、HKOです。
本日は実家近くにある貴重な星付きの焼き鳥屋、バードコートです。
2015年度版でも*1を獲得しており、現在も極めて安定した評価を得ています。(私が大学くらいの頃から美味しいと評判でした)
バードコートはなんといっても奥久慈軍鶏を使った串焼きが有名です。ワインにも力を入れており、ACブルゴーニュの品揃えはかなり凄いです。


ここ、高校に行く時に自転車でよく通っていた道なんです。

店内は幾ばくかのテーブル席とカウンター席。カウンターメインですね。大将の仕事を見ながら串焼きを頂く事ができます。

今回注文したのはスープ+前菜2種+串焼き6種セット(4000円)、それにアラカルトで手羽先を加えました。
親子丼付きの6000円のコースもありますが、先に夕飯を取っていたので。

すぐにスープが供されてきます。
合わせてジャン ルイ トラペのアルザス リースリングを頂きます。ジャン ルイ トラペの奥さんの実家が保有している畑のもので、なかなか貴重なものです。


◾︎軍鶏、千里ネギ、生姜のスープ

とろみの付いた軍鶏の澄んだ旨味溢れる出汁。辛味のある生姜のスパイシーな風味、千里ネギの甘さが、スープの旨味を際立たせている。冬に飲んだらとても温まりそうなホッとする一杯。


◾︎前菜2種


・軍鶏の二杯酢、千里ネギ、胡麻 (★★)
鶏皮の脂の持つ濃密で際立った風味とポン酢の酸味がこれでもかってほどよく合う。ポン酢のフルーティーさと酸味がキュッと引き締めてる。コリコリの食感、相乗する胡麻の香ばしさも素晴らしい。
パクチーの風味も酢の物に良くあっている。鶏油的。

・北海道産食用ホオズキ(★)
物凄くフルーティー。完熟したブドウのような甘さとほのかに残る青さがトマトのような味わい。



◾︎自家製レバーのパテ(★★)

バターやホイップクリームの様な乳製品の味わい、コンソメの様な旨味や塩気を感じさせる。いわゆるレバーパテ的なレバーの風味はさほど強くなく、もっとクリーミーで滑らか。癖があまり表出していないので美味しい。バケットともよく合い、ワインのお供に最適だと思った。



◾︎白ワイン
生産者: トラペ ペール エフィス
銘柄: リースリング 2012

外観は透明感のあるイエローで粘性は中庸。
全体的にクリーンでフレッシュなリースリング。品種固有のペトロール香と強烈なミネラルはしっかりとあるものの、果実味がよく出ていてシロップの様な洋梨のコンポートや黄桃の濃密なニュアンスがある。しかして清涼感がある。バニラや白い花、リコリスなどの要素がある。
少しブルゴーニュブラン的な要素もあり、不思議な感じがする。
酸味は穏やかで、なめらか。残糖のような黄桃のような甘みがほのかに感じられる。



◾︎串焼き6種+1種
・わさび焼き(★★★)

塩で。絶妙の火入れで、口に含むと瑞々しく肉汁が溢れる。
肉汁の甘さ、旨味と完全に相乗する絶妙な塩も素晴らしい。塩分を鶏肉エキスの甘みで包み込み、また肉の旨味を塩で引き締める。
プレーンな部位にもかかわらず、しっかりとした味わいがあり、またわさびの清涼感のある風味も鶏肉エキスと塩と相乗する。


・砂肝 (★★★)

塩で。よくある緩い砂肝とは全く違って、ガリガリザクザクとした強烈な食感が最高。内側は少しねっとりとしていて、旨味とエキスに溢れている。塩の振り方が、また砂肝と奇跡的なマッチングを見せる。臓物的な要素はあるものの、歯応えが良く、キャッチーな力強い味わい。


・モモの塩焼き(★★★)

塩で。皮はコンフィの様なパリパリ具合だが、その実グリエ。胡椒と塩の風味がよく出ていて、ほのかに焦げた香ばしい風味と苦味がある。すだちで清涼感がめちゃくちゃ上がってくる。これもやはり肉汁と塩がとてもいい仕事をしていて、ジュワッと溢れる鳥のエキスと塩胡椒の風味が絶妙。の旨味が凄いんだよなぁ、淡白なんだけど、味が濃い。


・ギンナン(★★★)

塩で。唯一の野菜串。ものすごいホクホクで、まるで芋の様な甘さ。また栗の様な食感が絶妙。これまた塩の振り方が素晴らしく、ホクホクホロホロとした食感の中に少し粘度があるのも面白い。銀杏らしく、ほのかに苦味がある。


・つくね(★★★★)


タレで。素晴らしい!
少し粗挽きのつくねで、言いようのない強烈な旨味を包含したエキスが溢れてくる。最高。
甘辛いタレもさほど主張するわけではなく、あくまでベースとしての肉の旨味と焼きのほのかな苦味を引き立てている。ラッケ的。
粗挽きの為、豊かな肉の食感が感じられる。ギュムギュムで、噛めば噛むほどエキスと旨味が溢れてくる。卵を絡ませると凄く滑らかな舌触りに。
やはり卵もそのまろやかさや味わいを引き立たせる為なのか、タレよりも卵の味わいの方が強い。


・ねぎま(★★★)

タレで。強い炭火のアロマがある。
鶏肉はギュムギュムとした豊かな食感で、同じく甘い旨味とエキスが溢れ出す。タレが極めていい感じで作用していて、塩焼きやわさび焼きにはなかったタレの甘辛さが淡白さに豊かな焼いたタレの香ばしい風味を付加している。ネギはめちゃくちゃ甘い。サクサクで焦げ香がいい感じ。


・手羽先(★★★★)

塩で。モモの塩焼きにも近い。皮がパリパリに香ばしく火が入れられている。そして他の串同様肉には大量の甘いエキス分が含まれている。焦げたような香りや苦味が、エキスの甘さ、旨味に極めてマッチしている。鶏肉自体のギュムギュムした食感や軟骨のカリカリさもあり、様々な食感を楽しめるあたり。一番良いのではないかと思ったりしてる。



◾︎水ナスの糠漬け

おおよそ茄子とは思えないようなふわふわで瑞々しい糠漬け。不思議食感。



いや、めっちゃコストパフォーマンスいいですね。
これで料理4000円程度とは恐れ入ります。
しかもワインが結構沢山あるのがいいですね。
ここの串焼きの繊細な味わいには確かにピノノワールがぴったりかもしれません。
今後も積極的に行きたいですね。


住所: 東京都足立区千住3-68
店名: Bird Court(バードコート)
電話番号: 03 3881 8818
営業時間:
日月定休
17:30~22:00(L.O)
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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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