【ドイツ:6】グローバル志向のドイツのピノノワール、新たな発見。

こんにちは、HKOです。
本日はドイツのピノノワールです。
カールファフマンという生産者。はて、聞いた事の無い生産者ですが、品質はかなり高いと感じました。


【データ】
カールファフマンは1955年にカール ファフマンがファルツのヴァルハイム村に設立したドメーヌ。現在はブルゴーニュなどでも修行を行ったマルクス ファフマン。
醸造に使う葡萄は自社畑(83ha)+栽培農家。収穫はファフマンが行っています。赤ワインの比率は25%程度。
早めに剪定作業を行い、切り落とした枝を有機肥料として利用。また、地中の水分を調節するため、樹と樹の間に特別な草を生やしています。
今回は栽培面積の10%を占めるピノノワール100%のキュヴェです。


【テイスティングコメント】
生産者: カール ファフマン
銘柄: シュペート ブルクンダー トロッケン 2012

外観は濁りのある紫を帯びたルビー、粘性は中庸。
自然派的な全房のスパイシーでグリニッシュな要素と、熟した赤黒系小果実の香りのバランスがすこぶる良いピノノワール。どこかブルゴーニュにも似た雰囲気を醸し出すが、幾分かこちらの方が近づきやすい果実味がある。
茎やリコリスの様なスパイシーさと熟したブラックカラント、イチゴの様な小果実の滑らかな果実味、生肉の様な要素が同居する。スミレのドライフラワー、焦がした木材の香り。ハチミツなどの要素も。
タンニンは穏やかで酸もしっかりあるが、柔らかい素朴な果実味が非常に目立つ。心地よい甘みと梗の複雑さが非常に良い。


【所感】
どうにもグローバルで通用していそうなシュペートブルクンダーを作っているな、と思いましたが、成る程ブルゴーニュやカリフォルニアで経験を積んだという話で納得。ブルゴーニュという感じでもないのですが、充実した果実味とかなりの梗を残しているであろうスパイシーな香りが特徴的なワインです。アルザスやドイツの伝統的なピノノワールの場合、少し梗が強く出すぎて独特の風味があるのですが、このキュヴェに関してはそれらの要素とバランスが良い。決して酸が強すぎたり薄かったりはしないです。
よく出来ていると思います。
インターナショナルな視点の生産者がシュペートブルクンダーを作ると、ドイツの本当の地力が見えてきますね。

しかしこのワイン、(ドイツワインばかり置いている)家の近くの個人経営の酒屋で購入したのですが、楽天に在庫なし...なかなかの目利きです。

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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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